先週、ゲームエンジンと開発ツールの会社であるUnityは、2024年1月1日から、同社のランタイムソフトウェアにインストールごとの料金を課すと発表した。つまり、Unityで作られたすべてのゲームは、一定のインストール数と収益に達すると、インストールごとに課金されることになる。
この発表には、オンライン上で大量の否定的なコメントが寄せられ、特にUnityの現役ゲーム開発者からは、この方針変更によって多くの小規模なインディーゲームクリエイターが経済的な危機にさらされるとの懸念が表明された。その後、Unityはダメージコントロールに努め、特定のプラットフォームや特定のリリース、例えばチャリティのためにリリースされるゲームや、MicrosoftのXbox Game Passのようなサブスクリプションサービスのためのポリシーには例外があると述べている。
しかし、こうした釈明はUnityが起こした火事を鎮火するには及ばなかった。同社はその後X(旧Twitter)アカウントに投稿された異例の投稿で、今後方針を変更することを検討していると表明している:
We have heard you. We apologize for the confusion and angst the runtime fee policy we announced on Tuesday caused. We are listening, talking to our team members, community, customers, and partners, and will be making changes to the policy. We will share an update in a couple of…
— Unity (@unity) September 17, 2023
投稿には、収益ポリシーの変更について「混乱と怒りをお詫びしたい」と書かれている。同社は「チームメンバー、コミュニティ、顧客、パートナー」と話し合い、耳を傾けており、「ポリシーを変更する」予定だという。さらに、「2、3日中に詳細が発表されるだろう」とも付け加えている。
とはいえ、同社が方針を180度転換したとしても、失った信頼を取り戻すには遅すぎたかも知れない。一部の開発者は既にUnityからの撤退を表明している。
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