核融合の実現にAIを活用するために米国政府が資金提供

masapoco
投稿日
2022年12月24日 13:36
employee inside the norman reactor

先日、レーザー核融合により、人類初の「核融合反応による正味のエネルギー利得(Net Energy Gain)」が米・ローレンス・リバモア国立研究所国立点火施設によって確認されたが、アメリカはこの研究を更に推し進めるために、本格的に人工知能の力を導入するようだ。

米国エネルギー省(DOE)が、人工知能、機械学習、その他のデータ資源を活用できる研究者に3,300万ドル(43億8,000万円)を提供することが明らかになった。

DOEは、現在進行中の核融合実験のシミュレーションについて、人工知能、機械学習を用いて、研究速度を上げることを目指しているという。同機関では、今後数十年以内に核融合パイロットプラントの開発をサポートする可能性が高いアプローチに重点を置き、既存の公共データに対するAI/MLの適用に関する提案を求めている(PDF)とのことだ。

近年の科学実験で得られるデータの量は膨大なものになっており、その全てを人の手で解析することが限界に達している。それによって見落とされている科学的事実などもあるとして、CERNの素粒子物理学の実験を始め、実験データの解析にAI/MLの力を借りようとする動きは世界的に加速している

DOEの科学者は、これらの実験によって生成された大規模なデータセットについて、AI/MLの利用によって、これまで見落とされていた洞察が引き出され、核融合システムのシミュレーションに使用するモデルの改良に繋がる可能性があると考えている。

ただし、今回この資金がすべて1つのプロジェクトに使われるわけではない。DOEは6から10のプロジェクトに資金を提供することを想定しており、資金提供の上限を100万ドルから250万ドルの間としている。


Source



この記事が面白かったら是非シェアをお願いします!


  • rolls royce ultrafan 00
    次の記事

    次世代旅客機向けに開発中の超巨大ジェットエンジンのテストがまもなく開始

    2022年12月25日 5:13
  • 前の記事

    プラスチックごみから作られた燃料で走る1,100馬力のハイパーカー GB110 を Bertone が公開

    2022年12月24日 11:20
    gb1101
この記事を書いた人
masapoco

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


おすすめ記事

  • openai

    OpenAI、15秒の音声サンプルから感情豊かで自然な音声を合成できる「Voice Engine」を発表

  • a04c35e8e555c1cc7ae1d6a5f3159856

    MicrosoftとOpenAI、1000億ドル以上をかけて超人的AI開発のためのスーパーコンピューター「Stargate」を開発する計画

  • magsafe charger

    iOS 17.4のアップデートによりiPhone 12がQi2での高速ワイヤレス充電に対応へ

  • Sam Altman TechCrunch SF 2019 Day 2 Oct 3 cropped cropped

    ベンチャーキャピタリスト、OpenAIのSam Altman氏を“誇大妄想的”と非難

  • google logo image

    Googleが非営利団体を対象に2000万ドルの資金を提供し生成AI活用を支援

今読まれている記事