Twitterは7月12日、現在参加している会話から強制的に退出するための機能「この対話から退出(アンメンション)」を全てのユーザーに実装した。この新機能は、Twitterが4月に一部のユーザーを対象にテストとして開始していたもので、ユーザーは、参加したくない会話から自分を外すことができるという。
Twitterでは別のユーザーに宛てて「@」を付けてツイートすることを「メンション」と呼ぶが、このメンションは、一度されてしまうとその後の会話に自分自身への言及が登場しなくても、会話が続く限り何度も何度も通知が届くようになっていたため、自身がメンションされることを煩わしく感じるという意見が多かった。そのため、長らくTwitterがメンションを解除する「会話から抜け出す」機能の実装が望まれており、2021年4月から実装に向けたテストが行われていた。
すべてのユーザーは、ツイートの横にある3つのドットのメニューを選択すると、「この会話から退出する」メニューが表示されるようになった。
会話から抜けると返信のタグが外されるが、ユーザー名は表示されたままになる。ツイートから自分を外すと、自分のTwitterハンドルがグレーになり、会話から外れたことを他の人に示し、そのスレッドに再びタグ付けすることができなくなるという。アンメンションすると、通知もオフになる。
この機能は、Twitterにおけるその他の「不正使用防止機能」の一部として実装されている。Twitterは既にセーフティモードと呼ばれる嫌がらせ防止機能のテストを開始し、嫌がらせに直面しているユーザーがそういった嫌がらせ行為をフィルタリングできるようにしている。セーフティモードでは、Twitterがやりとりを分析し、不正利用を送信しているアカウントをアルゴリズムでブロックするという。同社は2月にセーフティモードのテストを拡大している。
Twitterのもう一つの不正使用防止機能は、ユーザーがツイートに返信できる人を指定する機能を提供している。Twitter全体、フォローしているユーザー、自分のみとなっている。Twitterはまた、ユーザーが以前表示されていたウェブサイトから古いツイートを削除するオプションなど、より柔軟で強力な権限を与える方向に広く傾いている。
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