iOS 17.1、iPadOS 17.1などに加え、Appleは本日「watchOS 10.1」を正式にリリースした。watchOSの最新バージョンは、新しいApple Watch Series 9とUltra 2にフラッグシップ機能を提供する。このアップデートには、watchOS 10のさらなる機能とバグ修正も含まれている。
アップデートをインストールするには、まずiPhoneでiOS 17.1をダウンロードする必要がある。その後、Watchアプリを開き、[一般]>[ソフトウェアアップデート]をタップすることで行うことができる。Apple Watch Series 4以降でアップデートが可能だ。
アップデートがすぐに表示されない場合は、お使いのデバイスに反映されるまでに時間がかかる場合がある。
watchOS 10.1の更新内容
ダブルタップジェスチャー
watchOS 10.1から、新しいダブルタップジェスチャーがApple Watch Series 9とApple Watch Ultra 2で使えるようになった。
ユーザーはダブルタップにより、以下のような様々なwatchOSアプリや通知で主アクションを選択できる。
- どの文字盤からでもスマートスタックを開き、スタックのウィジェットをスクロールする。
- 電話に応答する、通話を終了する。
- 通知からメッセージを表示する、もう1回ダブルタップしてさらに長い通知をスクロールする、音声入力で返信する、メッセージを送信する。
- タイマーを一時停止する、再開する、終了する。
- ストップウォッチを止める、再開する。
- アラームをスヌーズにする。
- ミュージック、ポッドキャスト、オーディオブックを再生する、一時停止する。
- コンパスアプリで新しい高度の表示に切り替える。
- カメラアプリのカメラリモートを使ってiPhoneで写真を撮る。
- 自動ワークアウトリマインダーから測定を開始する、終了する。
- 通知から、他社製アプリを含むメッセージアプリのメッセージに返信する、リマインダーをスヌーズするなどの主アクションを実行する。
ダブルタップはディスプレイが明るく表示されているときのみ動作し、バッテリー消費を最小限に抑えるという。
また、ダブルタップ機能はほとんどのアプリや通知の主アクションを自動的に選択するように設計されているが、独自のカスタマイズも可能だ。スマートスタックの次のウィジェットに進むか最初に表示されたウィジェットを選択する、アクティブなセッション中にメディアを再生または一時停止するか次のトラックにスキップする、という2つの選択肢においては、ユーザーは機能を好みのものに選択する事ができる。
NameDrop
watchOS 10.1ではApple WatchにもNameDropが追加された。NameDropを使うと、他のApple WatchやiPhone間で特定の連絡先情報を選択的に共有することができる。AirDropと同様に、更新された他の時計や電話が近くにある場合、watchOS 10.1の連絡先アプリからNameDrop共有を開始することができるのだ。
また、その他細かな修正や、パフォーマンス向上が行われている。
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