幻の怪物ネッシーを巡り、この50年間で最大の捜索がいよいよ始まる。
スコットランドのドラムナドロチットにあるネス湖センター(The Loch Ness Centre)は、市民科学者のグローバル・コミュニティの協力を得て、ネス湖の怪物ネッシー探しを8月26日、27日の2日間にわたって実施する。捜索隊には、ドローンパイロットや、もしネッシーが本当に実在するのならば、2日間の絶え間ない監視のうちに一度は水面に顔を現すに違いないという期待から2日間に渡って湖の水面監視を行う観察者たちの協力によって行われる。
“Quest Weekend”と名づけられたこのイベントは、8月26日と27日にスタートし、ネス湖調査局(LNIB)が1972年にネス湖を調査して以来、最大規模のイベントとなる。実施主体は、モンスター・ハンター達に積極的な参加を呼びかけ、新しいテクノロジーのおかげで捜索がより実りあるものになることを期待している。
Quest WeekendのWebサイトには、「週末には、これまでネス湖で使用されたことのない測量機器が、謎に満ちた水中の秘密を明らかにするために投入されます」と書かれている。「上空から熱を観測することは、謎めいた異変を特定するための重要な要素となりうるからです。最後に、水中で音響信号を検出するためにハイドロフォンが使用され、ネッシーのような鳴き声が聞こえないか耳を傾けます」。
もしネッシーがネス湖の奥深くで声を出しているとするならば、彼らはそれを見つけることができるはずだ。ネッシーは未確認生物(UMA)の中でも最も人気のあるもののひとつであることは間違いなく、そのためネッシーの存在に関する研究もいくつか行われているが、その実在を証明するような証拠は何一つ見つかっていない。
今のところ、ネス湖の怪物の存在を支持する証拠は、大雑把な記録や不鮮明な写真、巨大な水棲怪物というよりはアヒルのコレクションに限られている。有力な説のひとつは、ネッシーは実は巨大な魚かヒールであるというもので、それゆえ「ウナギ仮説」というニックネームもついている。
メガウナギやネス湖のモンスターを探すにしても、カメラやハイドロフォンで捕らえるには2日間の水面監視で十分なようだ。ネッシーは恐らくいないのだろうが、間違いであることが証明されるのは残念ではあるが必要な事だろう。
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