Teslaの電気自動車も日本でよく目にするようになってきたが、Tesla車でゲームがプレイ出来ると言う事実は、オーナー以外にはあまり知られていないだろう。いくつかのタイトルは既にプレイできるが、今回CEOのElon Musk氏がTwitterで、「(ゲーミングプラットフォーム)Steamとの統合を進めており、まもなく利用可能になる」との発言を行っている。
TeslaのOSには既に「Tesla Arcade」というゲーミングサービスが統合されており、『Cuphead』や『Stardew Valley』、『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』と言ったタイトルがTesla車の車内ディスプレイを使ってプレイ可能になっている。
Musk氏は、同社が「Steamの統合を進めている」と述べ、「おそらく来月にはデモを期待できるだろう」と語っている。
Tesla車には、AMDのRyzen CPUと、最新のグラフィックスカードに搭載されているRDNA2アーキテクチャに基づくGPUが搭載されており、その処理性能はPS5相当の“10TFLOPS”とされていることから、ゲーミング性能に関しては申し分ない。実際に過去には、新型の Model S と X に 『Cyberpunk 2077』 と 『The Witcher』 と言った、高度なマシンパワーを必要とするゲームを導入するという発言もしていた。しかし、7月現在ではまだ実現していない。
2月にMusk氏は、「我々は、SteamゲームをTeslaで動作させるという一般的なケースと、特定のタイトルとで作業を行っています。長期的には前者の方が良いに決まっています。」とツイートしていることから、Musk氏はハイエンドなタイトルを個別のゲームとして搭載するのではなく、Steamとの統合によって利用できるようにしようとしているのだろう。
Tesla車は当初駐車中のみゲームプレイが可能な仕様だったが、その後仕様の変更を行い、走行中もゲームプレイが可能な状態になったことで、NHTSA(米国道路交通安全局)から批判を受け、すぐにこの変更を撤回し、再び運転中のゲームプレイを禁止している。この仕様については今後も恐らく変更はないだろう。
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