NVIDIAが3月末に発表されるとされるGPU「RTX 3090 Ti」を搭載した、各メーカーのグラフィックボードの仕様が徐々に明らかになってきたが、それによると各社概ね500W程度の消費電力になる模様だ。
MSI GeForce RTX 3090 SUPRIM X
「MSI GeForce RTX 3090 Ti SUPRIM X」は、トリプルファンと3.5スロットの厚みを備えたフルカスタム仕様となる。
GPUクロックがゲームモードとエクストリームモードでそれぞれ1950MHzと1965MHzに増加している。(NVIDIAの基準クロックは1860MHz)そのため、480Wの高いTDPが要求されるが、これは新しいPCIe Gen5 16ピン電源コネクタとPCIeスロットによる電源供給525W(450W + 75W)の範囲で収まっている。
EVGA GeForce RTX 3090 Ti FTW Ultra
EVGAは、3.5スロットの冷却ソリューションを備えた新しいFTW3 Ultra設計を搭載している。このモデルは、大規模なヒートシンク、まったく新しいPCBで更新され、新しい16ピン電源コネクタとより多くの電力を消費するGTA102-350GPUに対応している。
また、こちらの製品では新しいPCIe Gen5電源コネクタを側面に配置するのではなく、背面に配置する構造になっている。これはケーブル管理に役立つ場合があるが、ケース内により多くのスペースが必要になる。
COLORFUL GeForceRTX3090 Ti BattleAx Deluxe
「COLORFUL GeForceRTX3090 Ti BattleAx Deluxe」は、リフレッシュされた長方形のクーラーデザインを備えた「ベーシック」バージョンとなる。PCBはEVGAの物よりも短くなっている。背面排熱のために大きな穴が開いているのが特徴だ。
COLORFUL GeForceRTX3090 Ti iGame Vulcan OC
「COLORFUL GeForceRTX3090 Ti iGame Vulcan OC」は、このSKUをベースにしたフラッグシップモデルとなる。3.5スロット分の厚みがあり、「Battle Ax」よりもクロック周波数が高いオーバークロックモデルとなる模様だ。
COLORFUL GeForce RTX3090 Ti iGame Neptune OC
「COLORFUL GeForce RTX3090 Ti iGame Neptune OC」は、Vulcanと同じPCB設計の液冷モデルとなる。280mmラジエーターが搭載され、LEDが搭載される模様だ。
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