メモリセーフなプログラミング言語として、ホワイトハウスも推奨しているRustで開発されているオープンソースレンダリングエンジン「Servo」は、2023年2月に開発が本格化してから1年、着実に成果を出しているようだ。
この度、Servo web engine projectは、2月中に達成された成果をまとめた新しいブログ記事を発表した。
このリニューアルされたオープンソース・プロジェクトの2月の成果には、以下のようなものがあるが、特にレガシーエンジンを上回るCSSパフォーマンスは印象的だ。
– Servoは現在、CSS2テスト・スイートのコア・セットで従来のレイアウト・エンジンを上回った(レガシーの82.8%に対し84.2%)が、今度はCSSテスト・スイート全体でもレガシーを上回った(63.5%に対し63.6%)
– MIMEタイプ “image/svg+xml “のSVGをサポート。
– ゲームパッドAPIで(XR以外の)ゲームコントローラーをサポート。
– CSSのtext-transformプロパティの基本的なサポート。
– フォントのフォールバックの基本サポート。
– Servoの実験的なHTMLテーブルのサポートを大幅に改善。
– ビデオを含むウィンドウを閉じてもクラッシュしなくなり、自動再生もサポートされた。
– 多くのCSSバグ修正。
– Servo Webエンジンを他のアプリケーションに組み込む機能を引き続き強化。
– 今週から最新のコード変更により、Space JamのクラシックなWebサイトが正しくレンダリングできるようになった
Servoの開発は今後も続き、2024年中にはAndroid向けのナイトリー版APKを公開予定とのことだ。
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