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Seagateは、第2世代の熱アシスト磁気記録方式(HAMR)を採用した30TBハードドライブの認定サンプルを、一部のデータセンター顧客に出荷し始めたと発表した。これは、2025年までに100TBのHAMRドライブを出荷するという同社の目標における重要なマイルストーンとなる。同社は、「数ペタバイトの容量を実現する自己修復ブロック・ストレージ・システム」と説明するCorvaultストレージ・システムの一部として、このドライブの認定サンプルを一部のクラウドパートナーに出荷したと発表している。

Tom’s Hardwareによると、このドライブは記録的な容量を提供するものの、Seagateは内蔵プラッタの数など、詳細については明らかにしていない。とはいえ、30TBを超えるストレージ能力を持つ同社は、3.5インチHDDとしては前例のないストレージ密度を顧客に提供することになる。同社は、今年はHAMR搭載ハードディスクの比率が大きくないことを認めているが、HAMRメディアやHAMRヘッドの効率化が進めば、比率は高まるだろう。

このドライブの大量生産を阻む主な問題は、加熱/冷却プロセスに対応する新しいメディアや新しい読み取り/書き込みヘッドなど、全く新しい内部コンポーネントが必要なことだ。このため、コストが大幅に上昇し、短期的には大規模なエンタープライズ・ストレージ・アプリケーションにしか適さない。しかし、Seagateが新しいコンポーネントの歩留まりを向上させることができれば、時間が経つにつれて価格は下がっていくだろう。これにより、Seagateは自社のメインストリームドライブをこの技術に移行させることができるが、そのプロセスを開始するのは2024年以降になる見込みだ。

Seagateは、主なライバルであるウェスタンデジタルに対して、ストレージ容量で優位に立っているようだ。WDは昨年、シングルド磁気記録(SMR)を使用した26TBハードディスクの出荷を開始すると発表し、そのドライブは現在発売されている。Anandtechによると、Seagateは5TBのプラッタを作成したと発表しており、3.5インチドライブに10枚搭載すれば、間もなく50TBに到達することになる。2025年までに100TBを達成できるかどうかはまだ分からないが、今後同社の動きに注目したい。


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