Samsungの2023年第1四半期決算が発表され、大幅な増益を記録した前年同期とは大きく異なる結果となった。同社の連結売上高は63兆7500億ウォン(6兆3,554億円)、営業利益は約6400億ウォン(約638億円)にとどまったが、Reutersによれば、これは主に半導体事業が記録的な損失を計上したためだ。Samsungの半導体とディスプレイ事業を運営するDS部門の連結売上高は13兆7300億ウォン(1兆3,647億円)だった。しかし、第1四半期の営業損失は4兆5,800億ウォン(4,549億円)にも上った。
メモリ製品の全体的な需要は過去数ヶ月間減少しており、同部門は2022年第4四半期の営業利益を2,700億ウォン(280億円)しか報告していない。今期、Samsungは、全体的な需要の減少について、継続的な在庫調整、ならびに景気減速とそれに伴う顧客消費の低迷が原因と述べている。とはいえ、顧客の在庫水準が枯渇するにつれて、下半期には需要が徐々に回復すると同社は予想している。
全体としては利益を失ったものの、Samsungのモバイル部門は第1四半期に好業績を収めた。モバイル機器と通信ネットワーク機器の両方をカバーする同社のMXおよびネットワーク事業は、連結売上高31兆8200億ウォン(3兆1,713億円)、営業利益3兆9400億ウォン(3,880億円)を計上した。Samsungは、全体的にスマートフォンの需要は低いものの、プレミアムデバイスの市場が前年比で伸びたと説明した。同部門の好業績は、Galaxy S23シリーズ、特にGalaxy S23 Ultraの好調な販売により実現したようだ。
今後、同社のMX事業では、Galaxy S23の販売支援に注力する一方、折りたたみ式端末のマーケティングを強化し、次世代端末の発売前に同端末に関する認知度を高めていく予定だ。Samsungは、今年の後半に次の折りたたみ式デバイスを発表すると予想され、おそらく8月に以前の発表と同様に発表すると思われる。
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