若年層、特に小中学生に人気のオンラインゲーミング・プラットフォームのRobloxは、恐らく今最も(Meta以上に)“メタバース”を体現し、同社の描く未来がメタバースの1つの形になるであろう事を予感させる。
今回、Robloxは、プラットフォーム内に仮想キャリア センターを作成し、人々がメタバース プラットフォームについて詳しく学んだり、会社での面接の準備をし、Roblox自体が主催するイベントに参加できるような「Robloxキャリアセンター」という、新たな体験のリリースを発表した。
「ここで働くことがどのようなことなのか、そして人とのつながりとコミュニケーションの未来を形作るために、どのように私たちと一緒になれるのかがわかるでしょう」と、動画の中では紹介されている。この体験では、ロビー(会社の価値観を示すプレートが掲げられている)、図書館、講堂、蕎麦カフェなどに行くことができる。
就職の面接で重要なのは、職場環境を理解することだ。この新しいキャリアセンターは、Robloxのプラットフォームやその機能、新しい体験の創造に必要なプロセスを深く理解している新しい才能を発掘する場を提供する。
ただし、Statistaが発表したRobloxの年齢分布によると、同ゲームの約2億人のアクティブユーザーのうち60%以上が16歳未満で、20%以上が9歳未満である。つまり、このプラットフォームで採用される可能性のある人材の大部分は、このゲームに本当に精通しているとは考えにくいということだ。
2006年に開始されたRobloxは、プレイヤーや開発者がゲームやその他のインタラクティブなイベント(エクスペリエンスとも呼ばれる)を作成できる、オンラインで最も人気のあるゲームプラットフォームの1つとなっている。Robloxのユーザー(および未成年のクリエイター)の多くは、Roblox StudioとLuauプログラミング言語を使って、年間2,000万以上のゲーム体験を開発している。
現在、キャリアセンターでの面接は行われていないが、発表によると、将来的に特定のポジションの候補者は、プラットフォームの採用スペースを使って面接に招待される可能性があるという。それまでは、新しいオンライン・センターでさまざまなインタラクティブ・イベントを開催する予定だ。
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