ユーザー生成のゲームや体験で知られる人気オンライン・プラットフォームRobloxが、開発者コミュニティを支援する新たな取り組みを発表した。同社は、開発者が自身のサブスクリプション・サービスを導入し、安定した収入源を提供する方法を提供するとのことだ。この動きは、本格的な「メタバース」を構築するという同社のビジョンに向けた重要な一歩と見られている。
この新たなサブスクリプションサービスの名称は未定だが、Robloxのユーザーはコンテンツを購読することで、お気に入りの開発者を支援できるようになる。購読者はその見返りとして、新作ゲームへの早期アクセス、特別なゲーム内アイテム、その他の特典などの限定特典を受けることができる。これらのサブスクリプションから得られた収益は開発者に分配され、開発者はより安定した収入を得ることができるのだ。
Roblox社がこのサービスを開始することを決定したのは、同社がマーケットプレイスを拡大し、開発者により多くの機会を提供しようとしている時期である。同社は、サブスクリプションサービスを提供することで、より活気のある多様なクリエイターコミュニティの育成に貢献できると考えている。
「メタバース」というコンセプトは、Robloxの長年のビジョンだ。同社は、ユーザーが同じプラットフォーム内で、異なるゲームや体験をシームレスに移行できる未来を描いている。サブスクリプションサービスの導入は、このビジョンの重要な要素であり、より多くの開発者がこのプラットフォーム上でユニークな体験を創造し、共有することを促進すると考えられている。
サブスクリプションサービスはRobloxにとって重要な進展だが、同社が開発者コミュニティを支援するために行っている取り組みはこれだけではない。Robloxはまた、開発者がゲーム内アセットを販売するためのマーケットプレイスを立ち上げ、開発者が収入を得るための新たな手段を提供している。このマーケットプレイスは、サブスクリプションサービスと組み合わせることで、Roblox開発者の収入の可能性を大幅に高めることが期待されている。
加えてRobloxは先月、新たなユーザー層の開拓に繋がる新たな試みとして、17歳以上のユーザーに向けた過激なコンテンツと年齢確認を導入する事も発表している。
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