Metaは、最新ソフトウェア・アップデート「v41」の詳細について、Oculusブログを投稿した。このアップデートは本日リリースとなる。これにより、Questのペアレンタルコントロールスイートとそのマルチプレイヤー機能に多くの新機能が追加されるとのことだ。
Meta Quest アップデート v41
新機能「META HORIZON HOME」
QuestのHomeスペースは、ユーザーが一時的に滞在するための空間として存在しており、これまでは1人で過ごすものだった。それが今回のアップデートで変わるという。昨年のConnectでCEOのMark Zuckerberg氏が、メタバースへのプライベートなゲートウェイであるMeta Horizon Homeのビジョンを共有したが、今回正式に実装となった。
「Meta Horizon Home」は、友人と過ごしたり、好みにあわせてカスタマイズできる自分だけの場所となる事を計画して作られている。今回のアップデートでは具体的には、Meta Horizon Home環境に友達を招待して一緒に過ごしたり、次のゲームセッションを企画したり、サポートされているマルチプレイヤー体験(『Beat Saber』、『デメオ: ダンジョン アドベンチャー』、『Echo VR』など)のグループを作成する事が出来る様になるとのことだ。
また、友達とくつろぎながら、Oculus TVを通じて映画、ドキュメンタリー、コンサートをオンデマンドで視聴することができるという。
今後も更に機能の拡充は計画されているとのことだ。
ペアレンタルコントロールツール
親のアカウントを監督者として設定、子供のアカウントの行動を制限することが出来る様になる。具体的には、以下のことが出来る様になるとのことだ。
- 保護者は、13歳以上の子どもに不適切と思われる特定のアプリをブロックし、子どもがそれらのアプリを起動できないようにすることができます。ブロックできるアプリは、ウェブブラウザなどのアプリとMeta Questストアで入手できるアプリが対象です。
- 国際年齢評価連合(IARC)によるレーティングに従って、デフォルトでブロックされているアプリのダウンロードまたは購入を、保護者が承認できるようになります。
- 13歳以上の子どもは、「購入希望」のリクエストを申請すると、保護者にその旨の通知が届きます
- 保護者はOculusモバイルアプリからそのリクエストを承認または拒否することができます
- 保護者は、子どもが所有するすべてのアプリを見ることができます。
- 保護者は、子どもがVR内で購入する度に「購入通知」を受け取ることができます。また、子どもがアプリをダウンロードしたり、プレゼントを送ったり、受け取ったりすると、保護者は通知を受け取ることができます。
- 保護者は、Oculusモバイルアプリからヘッドセットを利用しているスクリーンタイムを見ることができ、子どもがVRをどれくらい使用しているか、把握することができます。
- 保護者は、子どものOculusフレンドのリストを見ることができます。
- 保護者は、子どもがPC上のコンテンツをQuestのヘッドセットからアクセスることを防ぐために、LinkとAir Linkをブロックすることができます。
この機能は保護者と13歳以上の子どもの双方にメリットをもたらすシステムの構築を目指し、専門家であるConnect SafelyのLarry Magid、Digital Wellness LabのMichael Rich博士、Insight SAのJanice Richardson、Stiftung Digitale ChancenのJutta Krollの協力のもと、考案されたものだという。
Metaは今後、利用者からのフィードバックや外部の専門家の意見に耳を傾け、コミュニティの要望に応えていくとしている。
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