Qualcommは3月18日に新しいSnapdragonチップセットを発表するようだ。同社が何を発表する予定なのかは明確ではないが、予想では、新しいSnapdragonチップセットを1つか2つ発表すると見られている。このニュースはQualcomm自身によるものだ。マーケティング・イメージには、新しいフラッグシップ製品が準備中であることが記されている
ちなみに、Snapdragon 8 Gen 4は10月のリリースとされているため、今回のSnapdragonチップセットは、Snapdragon 8 Gen 3の派生版である「Snapdragon 8s Gen 3」チップセットが登場する可能性がある。これは8 Gen 3と似たような特徴を持つが、性能はそれほど高くないようだ。
以前、リーカーのDigitalChatStation氏は、Snapdragon 8s Gen 3の仕様を共有しており、3.01GHzで動作する1つのCortex-X4プライムコア、2.61GHzで動作する4つのCortex-A720パフォーマンスコア、1.84GHzで動作する3つのCortex-A520効率コアを備え、現在のフラッグシップSoCよりも控えめな性能になる事を報告していた。
また、Snapdragon 8 Gen 3がAdreno 750 GPUを搭載していたのに対し、Snapdragon 8s Gen 3はAdreno 735を搭載すると言われている。つまり、8 Gen 3から性能が抑えられたバージョンであると言うことだ。
こうした新たなチップの登場は、Snapdragon 8 Gen 3の高価格に起因する可能性がありそうだ。同チップの価格は200ドルと推定されるため、Samsungを含む同社のスマートフォンのパートナーは、これらのコスト増をユーザーに転嫁して売上数減のリスクを負うか、マージンを圧迫してフラッグシップの価格を競争力のあるものにするかという選択を迫られている。少しでもコストの抑えられる選択肢はメーカーにとっても魅力的だろう。
という事で、新たなチップはSnapdragon 8 Gen 4のようにAIを多用したり、充実した機能を搭載したりすることはなさそうだ。これまでの予告によると、8 Gen 4はOryon CPUとAIパフォーマンス用のさらに強力なNPUを搭載し、AppleのA18チップに対抗するものになりそうだ。
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