ここ数週間、SonyのPlayStation 5を縦置きで使うと故障の危険があると言う内容の報道が相次ぎ、当サイトでも取り上げたが、これについて、当初は何らかの原因によりシールがずれて密閉されていた液体金属が垂れることにより起きる可能性があるとされていた。実際、ハードウェア修理ショップの68Logic氏は、APUの冷却に使用されている液体金属が漏れて、PS5マザーボードの周りに拡散し始めたケースに遭遇した事を報告していたが、実際には真実は異なるようだ。
今回、この問題についてWololoでは、最初にこの問題をYouTubeで報じたTheCod3r氏の表現を誤って引用したことについて触れている。また、TheCod3r氏は、最近投稿したビデオの中で自身の表現が誤解を持って受け取られた事について懸念を表明し、改めて「工場から出荷された新品のPS5について、縦置きで使用することで故障したという事例を見たことはないし、“証拠”もない。」と述べている。
今回の“PS5縦置き騒動”は、一度でも修理に出したり、自分自身でPS5を分解し内部にアクセスしたりした場合に、人為的ミスなどによってシールがズレてしまった事などにより、液体金属が漏れる事態が生じてしまうが、そういった際に縦置きにして使用していると液体金属がマザーボードに付着して故障してしまうと言うのが、事の真相だろう。
もちろん、初期不良といった形でシールが液体金属を封入していない物も中にはあるだろうが、それは初期不良という形でメーカーが補償してくれるに違いない。最近PS5を購入した方はもちろん、これまで縦置きで使用していて修理に出したりした事がなく、特に問題が生じていない方はこのまま縦置きで使用していても問題はないようだ。
何度かこの問題を報告させて頂いたが、改めて今回の記事を通じてユーザーの皆様に真実が届けられればと願う。
コメントを残す