Triton Submarines、Espen Øino Internationalおよび Dark Ocean DeepSeaの共同作業による「プロジェクト・ヘラクレス(Project Hercules)」が実現に近づき、人々の水中環境の体験と関わり方に革命をもたらすとプレスリリースで発表された
- Triton Submarines: PROJECT HERCULES
- Superyacht Times: Project Hercules: The Espen Øino-designed submersible by Triton Submarines
これまでにもいくつか水上輸送の電動化について、TEXALでもお伝えしてきたが、プロジェクト・ヘラクレスは、電動モビリティが海上でのラグジュアリーをさらに充実させることができることを示し、潜水艇による水中での贅沢を新たな次元に引き上げようとしている。
マンタのような未来的な潜水艦や、今週初めには、2,500万ドルで水中に自由に潜ることができ、最長で4日間そこに滞在できるスーパーヨットを紹介したが、今回ご紹介するプロジェクト・ヘラクレスもまた意欲的なものだ。
プロジェクト・ヘラクレスは、豪華な潜水艇を実現するために、エンジニアリングスタジオ「Dark Ocean Deepsea(DOD)」の技術の粋が集められた。DODは、9人が乗れるように設計された楕円形のAVA(Advanced Versatile Acrylics)圧力船体に関する特許を申請中だが、今回それを採用し、広々としたインテリアにより、デザイナーはプライベートジェットに匹敵するアメニティ、プライバシー、贅沢を再現できるという。
さらに、従来の潜水艇のように垂直方向に動くのではなく、水中で泳いだり滑ったりするような体験を提供するために、4つの大型スラスターを使用する予定だ。ヘラクレスは、現在のほとんどの潜水艇の2倍の速度である8ノット(時速14.8km強)で航行できるよう設計されている。
潜水艇の前方には、コマンドで前進・後退できる部分があり、水中ビークルの水平方向のトリムを行うとともに、衝突防止柵やゲストの自撮りカメラとしての役割も果たします。
潜水艦内部は、豪華なレザーラウンジシート、乗客のプライバシーを守るスライド式パイロットシートなどが採用されたプロジェクト・ヘラクレスの超高級キャビンでくつろぎながら、素晴らしいサメの群れの後ろを滑ったり、強い底流を突き進んだりすることが可能となっている。
2つのデザイナーズシェーズラウンジ、特大のデイベッド、ソフトファニッシングやプーフを置ける広いフロアスペース、デイヘッドやミニバーを備えたプライベートダイニング、乗客のプライバシーを最大限に守る2つのバルクヘッドなど、オーナーの用途に合わせて様々なインテリア構成が可能だ。
今後、数週間かけて流体力学的な解析を行い、最終的な仕様を決定していく予定です。この潜水艇の最終的な仕様と価格は、今後開催されるフォートローダデール国際ヨットショーで発表される予定だ。
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