世界中で人気のゲーム『ポケットモンスター』を開発する株式会社ポケモンは、「他社ゲームに関するお問い合わせについて」と題する声明を発表した。
具体的なゲーム名に関しては触れていないが、これは、1月18日にポケットペアから発売された『Palworld/パルワールド』を指すものと明らかに考えられる内容で、ポケモン社は「ポケモンに類似しているというご意見と、弊社が許諾したものかどうかを確認するお問い合わせ」が多数寄せられている事に触れ、同社がポケットペアに対してはポケモン関連の知的財産や資産を使用する許可を与えていないことを改めて明らかにし、「ポケモンに関する知的財産権の侵害行為に対しては、調査を行った上で、適切な対応を取っていく」と述べている。
ポケットペアのパルワールドは、発売以来の急成長を遂げており、6日足らずで800万本以上を売り上げ、歴代AAAタイトルの業績をも上回る驚異的な人気を見せている。ただし、見た目だけではなく、その収集システムも含めると、ポケモンのパクリと言われても仕方のない部分もあり、それに対する任天堂及びポケモンの動きは当然のものかもしれない。
ポケットペアは、このゲームは『ポケットモンスター』よりも『ARK:Survival Evolved』のようなタイトルに似ていると主張していた。ポケットペアの溝部拓郎社長は今週初め、チームが誹謗中傷を受けたり、”殺害予告”と思われるツイートを見たりしていると注意を促していた。
ポケモン社の声明が、パルワールド全体に対する警告なのか、それともこれに関連した“ポケモン化”MODに関するものなのかは不明だが、パルワールドの快進撃とは裏腹に、訴訟リスクがついて回る可能性が新たに浮上したことはポケットペアとしても素直に喜ぶことの出来ない状況かも知れない。
Source
- 株式会社ポケモン:他社ゲームに関するお問い合わせについて
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