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米国の中国に対する制裁は更に加速する可能性がありそうだ。Bloombergの報道によると、Biden政権では、国家および世界の安全保障に影響を及ぼす可能性のあるハイテクソリューションから中国をさらに締め出すことについて、内外で話し合いを行っているとのことだ。主な議題は、“AI”と“量子コンピューティング”の分野についてであり、さらなる制裁は、中国の量子コンピューティング企業を含む既存の制裁に加わる形で行われるようだ。

これまでにも、テクノロジー、特に半導体関連で米国は中国への規制を強めてきた。これによって、確かに中国は影響を受けるが、それによって米国企業も少なからず影響を受けていることも見逃せない。特に先日はNVIDIAの機械学習向けのチップの輸出が規制されたことを受け、同社には大きな損失が見込まれることが明らかになっている。

ただし、量子コンピューティング関連については、確かに米国にとっては大きな課題でもある。

量子コンピュータが現在のNISQ(Noisy Intermediate-Scale Quantum Era)を超えると、現在適用されている暗号化アルゴリズムを解読する方法があらゆる行為者に可能になる。これには、移動中のデータも静止中のデータも含まれる。特に、「今盗んで、後で復号する」攻撃として知られる、すでに盗まれたデータも含まれる。量子コンピュータが現在の暗号化方式を破壊する瞬間を、これまでに傍受された膨大なデータが待ち構えていることを誰も知らない。量子コンピュータによって、既存の暗号が解読されることのインパクトは計り知れない。特にそれが、自分たちに罪があると感じている行為者によって行われた場合、そして量子暗号化後の標準がまだ議論されている最中であれば、なおさらだ。

中国は、制裁が強化され続けているにもかかわらず、驚くべき回復力を見せている。TSMCの技術をコピーし、先端プロセスに匹敵するものを再現することも行っているようだ。最新の製造技術から切り離された後でも、同国のスーパーコンピュータOceanLightは、AMD製のFrontierと並んで、ゴードン・ベル賞の最終候補賞を争うことができた。この賞はA.I.ワークロードに直接関係するもので、中国は14nm時代のハードウェアを搭載したスパコンを使って、賞の争奪戦に十分関係すると考えられる作業を行うことができた。中国がこの路線を継続する可能性は極めて高い。

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