Appleは本日、M2およびM2 Proチップを内蔵した新しいMac miniのラインアップを発表した。M2 Mac miniは海外での価格が改定され値下げされた影響から、円安によりApple製品全体が大幅に値上げしている中でもスタート価格が84,800円(税込み)からと、Mac入門用にふさわしい価格となっている。なお、M2 Pro Mac miniは184,800円からとなる。
Mac miniの基本構成は、M2チップ、8GBのRAM、256GBのストレージとなり、日常使いならば、まず不満を感じることのないスペックだろう。また、前モデル同様に豊富なポートを備えており、HDMIポート、ギガビットイーサネット、標準的なヘッドフォンジャックに加え、背面には2つのUSB-Aポートと、前世代のThunderbolt 3ポートからアップグレードされた2つのThunderbolt 4(USB-C)ポートを装備している。
新しいM2 Pro搭載Mac miniの構成は、16GBのRAM、512GBのSSDストレージ、そして標準のM2モデルにすでに搭載されているポートに加えて、2つのThunderbolt 4ポートが追加されている。さらに、追加料金でM2 Proの10コアCPU/16コアGPUプロセッサを12コアCPU/19コアGPUに変更することも可能だ。
Appleによると、新しいM2 Pro搭載Mac miniは、Affinity Photoのグラフィック性能(2.5倍速)やFinal Cut Proの複雑なタイムラインのレンダリング(4.2倍速)などにおいて、M1搭載の前モデルより高速であるとのことだ。しかし、これらの比較はM1との比較であって、M1 ProやM2との比較ではないことには注意が必要だろう。
標準のM2 Mac miniは、最大2台のディスプレイ(Thunderbolt接続で最大6K / 60Hzのディスプレイ1台、Thunderbolt接続で最大5K / 60Hzのディスプレイ2台またはHDMI接続で4K / 60Hzのディスプレイ1台)に対応し、M2 Proバージョンは、3台のディスプレイ(Thunderboltで最大6K / 60Hz 2台のディスプレイ、HDMIで4K / 60Hz 1台のディスプレイ)または8Kディスプレイ1台に対応だ。
また、Mチップ搭載製品全てに言えることだが、RAMの交換、増量はユーザー自身で行えない為、今後必要になることが分かるならばあらかじめ購入時に追加しておく必要がある。ワイヤレス接続については、新型Mac miniの両バージョンともWi-Fi 6EとBluetooth 5.3をサポートしている。
また、この新しいラインナップにより、AppleはIntel Mac miniの提供を終了する。これにて、Intel CPUを内蔵した販売中のMacは、Mac Proだけとなる。。
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