メキシコで謎の大きな金属の球体が発見された。こういった類いの物は古今の例に漏れず様々な憶測を呼ぶ物だが、現地メディアやSNSではそれがエイリアンの宇宙船の一部であるとの話題も出ているようだ。
気象学者のIsidro Cano氏はFacebookの投稿で、この球体について「非常に硬いプラスチックか、様々な金属の合金で出来ている」と説明し、ベラクルス市の北にある木のてっぺんに現れたという。Cano氏によると、目撃者はオーブが「空から落ちてくる」のを見たそうで、音はしたが、火は出なかったという。
また、同氏は「専門家に見てもらうまでは、決して触ったり近づいたりしないでください。電波を発している可能性があります」と注意を促している。更にその後の投稿では、オーブの外側にある「コード」に言及している。また、開口部はないとのことだが、「決して開けないで下さい」との注意を促している。
この球体が何であるかは不明だが、彼は球体が「いつか勝手に開いて、その中にある貴重な情報を見せるようにタイミングを計っている」との主張を展開している。
翌日に、Cano氏は情報を更新し、この「人工物」が高度な訓練を受けた専門チームによって現地時間の午前3時15分にメキシコの国境から持ち出されたことを付け加えている。
それが何であるかについては、妥当な推測は、気象観測気球であるか、または人工衛星などの残骸である可能性があることだ。週末には中国の長征5Bロケットが地球に落下していることから、これと関係している可能性も否定できない。
UFO説や竜の卵説など、さまざまな説が支持されているが、Cano氏は少なくとも最初の投稿では、スペースデブリ説を支持していた。「私の考えでは、それは制御不能になった中国のロケットの一部であり、世界の反対側にあるマレーシアに大量の部品が着陸した物の一部なのかも知れない」
とはいえ、UFO説や竜の卵説などは、(それが例え真実ではなかったとしても)ひとびとに夢を与え、楽しい時間を過ごさせてくれるだけで価値があるかも知れない。
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