Microsoftは、2023年5月1日からBing Search APIを利用する開発者のコストを引き上げると発表した。このAPIの価格引き上げは、最近Twitterが発表したAPIの有料化を想起させるもので、かなり大幅なものとなっている。
Microsoftは値上げについて、以下のように述べている。
既存のMicrosoft Bing Search APIは、2023年5月1日より値上げされます。この値上げはすべてのマーケットに適用されます。2023年5月1日より、すべてのMicrosoft Bing APIの新価格が請求されます。当社は、市場の需要に応え、当社の製品およびサービスの価格をお客様の消費動向や嗜好に合わせるため、サービスの価値と価格設定を定期的に評価しています。新しい価格モデルは、Bingが検索機能を向上させるために継続的に行っている技術投資をより正確に反映したものです。以下の表は、新価格を反映したものです。
価格の全容は下記の通りだ。Microsoftは親切なことに、旧価格との比較表を作成してくれているが、一部のランクが1,000%アップしている事には驚かされることだろう。
例えば、S1の場合、250トランザクション/秒(TPS)で、Bingウェブ検索、画像検索、ニュース検索、ビデオ検索、固有表現検索、およびAutosuggestとSpell Checkが利用でき、現在は25,000トランザクションあたり7ドルとなっている。これは最終的に$25に引き上げられる予定だ。オプションのBing Statisticsアドイン(現時点では1,000トランザクションあたり1ドル)を含めると、5月には10ドルを支払う必要がある。
The Registerは、
Bing APIに依存しているDuck Duck GoとEcosiaに、値上げについてコメントを求めたが、返答はなかったようだ。
Source
- Bing Search API: Bing Search API Pricing Updated pricing
- via The Register: Do you rely on Microsoft Bing Search APIs? Price hike incoming
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