Microsoft(マイクロソフト)のWindowsは使い続けていると動作が重くなってくると言うことで、それらを解決するためのツールとして、CCleanerなどのアプリが以前から人気を博していた。
Microsoft自身もこの問題をやっと認識したのか、「PC Manager」と呼ばれるアプリを開発し、ベータテストを始めたようだが、これは珍しくあまりおおっぴらに行われていないようだ。
このPC Managerは、不要なファイルをスキャンし、RAMを解放し、Windows Defenderと連携して悪質なアプリをブロックすることができる機能を備えている。
このアプリ自体は、少し前から中国で利用可能だったようだ。Microsoft Storeにも掲載されたがすぐに削除され、現在は公式サイト(中国語)からのみダウンロード可能だ。サイト自体は中国語だが、アプリ自体は英語で利用可能となっている。
このアプリは、スタートアップ時にロードされ、システムトレイに置かれるシンプルなものだ。ロード時に、ストレージをスキャンして、不要なファイルなどを発見し、クリーニングしてくれたり、RAMの空き容量を確保する機能などが見られる。また、プロセスインスペクターという、未使用のアプリを通知して終了できるようにしてマシンの軽量化を促す機能もあるようだ。
また、Windows Defenderの機能も搭載しており、脅威のスキャンボタンがあり、Windows Updateをチェックすることもできる。デフォルトのブラウザをChromeからEdgeに変更するよう勧めてくるのがちょっとうっとうしいが便利だ。
筆者も実際にダウンロードしてインストールしてみたが、特に問題なく使えている。(逆に言うと、何が快適になったのかは正直分からないが。)アプリ自体は英語なので、中国語が分からなくてもOKだ。
アプリ自体も軽く、常駐させておいても問題はなさそうだ。
このアプリはベータ版であるが、これまでいくつかに散らばっていた機能が1つになっていることや、Microsoftが公式に開発しているものということで安心感もある。
正式なリリースが楽しみだが、せっかくならばWindowsの標準機能として搭載してくれてもいいような気もする。
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