Microsoft、GPT-3.5を搭載した「Microsoft Teams Premium」サブスクリプションサービスを開始

masapoco
投稿日 2023年2月3日 6:10
TP GA 1

Microsoftは、同社のオンラインコラボレーションサービス「Microsoft Teams」に、先日パートナーシップの強化を発表したOpenAIの大規模言語モデル「GPT-3.5」を搭載し、新たに「Microsoft Teams Premium」と呼ばれる、月額10ドルのサブスクリプションサービスを提供する事を発表した。

新たなTeams Premiumは、ウェビナーや大規模なオンラインミーティングを実施する際に、より多くの機能を必要とする企業向けに設計された、人気のコラボレーションプログラムの新バージョンとなる。ウェビナーの開始・終了時間のカスタマイズや1,000人規模の登録制限といった新機能に加え、Teams PremiumではOpenAIのGPT 3.5による優れたAIのサポートを受け取ることが出来る。

Microsoftによると、Teams Premiumの機能は、会議を「よりインテリジェントで、パーソナライズされ、保護されたものにする 」ことを目的としている。例えば、キャプションをリアルタイムで翻訳したり、ミーティングのテンプレート作成を支援したり、ミーティングノートや推奨タスク、パーソナライズされたハイライトを自動生成したりすることが可能だという。

Teams Premiumのその他の注目すべき機能としては、パーソナライズされたタイムラインマーカー、発言者タイムラインマーカー、カスタマイズされた会議テンプレート、漏洩を抑止するための電子透かしなどが挙げられる。また、録音機能の制限、ブランド会議、感度ラベル、エンドツーエンドの暗号化も利用可能だ。Teams Premiumは、6月30日まで月額7ドルで、7月からは10ドルに値上げされる。日本での提供は2月中とのことだ。

MicrosoftはOpenAIのGPT技術に多額の投資を行っており、同社の検索エンジン「Bing」にChatGPTを統合し、近日中にリリースする計画が報じられている。


Source



この記事が面白かったら是非シェアをお願いします!


  • Didus cucullatus
    次の記事

    絶滅した鳥「ドードー」を復活させるプロジェクトが始動 – 期待の一方で倫理的な批判も

    2023年2月3日 6:41
  • 前の記事

    Twitter、2月9日からAPI利用を有料化すると発表

    2023年2月3日 5:48
    Twitter ディスプレイにアイコンが表示されている画像

スポンサーリンク


この記事を書いた人
masapoco

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

おすすめ記事

  • openai

    OpenAI、15秒の音声サンプルから感情豊かで自然な音声を合成できる「Voice Engine」を発表

  • Babylon 7

    Microsoft、Webゲーム用のグローバルイルミネーションサポートを追加したBabylon.js 7.0を公開

  • a04c35e8e555c1cc7ae1d6a5f3159856

    MicrosoftとOpenAI、1000億ドル以上をかけて超人的AI開発のためのスーパーコンピューター「Stargate」を開発する計画

  • Sam Altman TechCrunch SF 2019 Day 2 Oct 3 cropped cropped

    ベンチャーキャピタリスト、OpenAIのSam Altman氏を“誇大妄想的”と非難

  • google logo image

    Googleが非営利団体を対象に2000万ドルの資金を提供し生成AI活用を支援

今読まれている記事