Microsoftは、同社のオンラインコラボレーションサービス「Microsoft Teams」に、先日パートナーシップの強化を発表したOpenAIの大規模言語モデル「GPT-3.5」を搭載し、新たに「Microsoft Teams Premium」と呼ばれる、月額10ドルのサブスクリプションサービスを提供する事を発表した。
新たなTeams Premiumは、ウェビナーや大規模なオンラインミーティングを実施する際に、より多くの機能を必要とする企業向けに設計された、人気のコラボレーションプログラムの新バージョンとなる。ウェビナーの開始・終了時間のカスタマイズや1,000人規模の登録制限といった新機能に加え、Teams PremiumではOpenAIのGPT 3.5による優れたAIのサポートを受け取ることが出来る。
Microsoftによると、Teams Premiumの機能は、会議を「よりインテリジェントで、パーソナライズされ、保護されたものにする 」ことを目的としている。例えば、キャプションをリアルタイムで翻訳したり、ミーティングのテンプレート作成を支援したり、ミーティングノートや推奨タスク、パーソナライズされたハイライトを自動生成したりすることが可能だという。
Teams Premiumのその他の注目すべき機能としては、パーソナライズされたタイムラインマーカー、発言者タイムラインマーカー、カスタマイズされた会議テンプレート、漏洩を抑止するための電子透かしなどが挙げられる。また、録音機能の制限、ブランド会議、感度ラベル、エンドツーエンドの暗号化も利用可能だ。Teams Premiumは、6月30日まで月額7ドルで、7月からは10ドルに値上げされる。日本での提供は2月中とのことだ。
MicrosoftはOpenAIのGPT技術に多額の投資を行っており、同社の検索エンジン「Bing」にChatGPTを統合し、近日中にリリースする計画が報じられている。
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