先日Internet Explorerがついにサポートを終了したことから、一部ユーザーは未だに業務上の理由から「IEモード」のために使う事になると思われるMicrosoft Edgeだが、ゲーマーにとっても魅力的な機能が追加されたようだ。
Windows Blogs : Welcome to the best browser for gamers
- Microsoft Edgeがゲーマー向けの多くの新機能を搭載
- クラウドストリーミングでのグラフィック品質の改善につながる「Clarity Boost」を初めとした多くの新機能
ゲーマーに最適なブラウザとして、いくつかの機能を追加したEdge
Microsoftは、2022年6月23日(現地時間)にMicrosoft Edgeにいくつかのゲームに焦点を当てたアップデートを実施した。
ゲーマー向けに構築された新しいホームページ
新しいMicrosoft Edgeでは、新しくゲームホームページが使用できる。これにより、ブラウザを起動してすぐにゲームを開始することが出来るとのことだ。イメージとしては、今までのPC用Xboxアプリの様な感じだろうか。
ゲームに関連したニュースやガイド、ライブストリーム、ゲームのハイライト、トーナメント、今後リリースされるゲームなど、関心のあるコンテンツに接続できるように設計されている。また、Xboxアカウントでサインインすると、好きなゲームなどのXboxコンテンツを入手でき、最近プレイしたゲームや関連コンテンツなど、XboxCloudGamingライブラリに簡単にアクセスする事が可能だ。Xbox Game Pass Ultimateに加入している場合は、ブラウザーでそのままXbox Cloud Gamingを使用してゲームを起動してプレイ出来る。後述するが、ブラウザでのXbox Cloud Gamingのプレイに関しても改良が加えられている。
クラウドゲーミングがアップスケーリングでより鮮明なグラフィックで楽しめるように
Windows 10および11のMicrosoft EdgeでXbox Cloud Gamingをプレイしているときに使える「Clarity Boost」という機能が新たに追加された。これはクラウドゲーミングをより高画質で楽しめる機能だ。ストリーミングされたゲーム画面をクライアント側でアップスケールして表示することにより、より鮮明なグラフィックで楽しめる。
Microsoftは過去6か月間この機能をテストしてきたが、Xbox Cloud Gamingのグラフィックを向上させるこの機能の効果はかなり有効なようだ。
ブラウザのリソースを節約してPCゲームのパフォーマンスを向上
快適なゲームプレイ体験のためにはPCリソースを最大限使う必要がある。Microsoft Edgeは、効率モードの設定に新たに、PCゲームの起動時にブラウザのリソース消費量を自動で削減する項目を追加した。これにより、Windows 10および11でのゲームのパフォーマンスを向上させ、ゲームを高速でスムーズにプレイすることが出来る。そのため、ゲームプレイのためにわざわざ事前にブラウザを閉じておく必要もないし、ゲームが終了すればすぐにブラウザに戻ることが出来る。ゲームが起動していないときはMicrosoft Edgeは効率モードを自動で終了してくれるので、ブラウジングもすぐに快適に行う事が可能だという。
これを有効にするには、ブラウザの設定に移動し、[システムとパフォーマンス]タブでPCゲームの効率モードを有効にする。
無料のカジュアルゲームへの簡単なアクセス
ハードコアゲーマー向けではない機能として、ソリテアなどの無料のゲームに簡単にアクセス出来る機能も追加された。ブラウザのゲームメニューから様々な無料のカジュアルゲームやアーケードゲームにアクセス出来る専用のゲームメニューが追加され、Microsoft Solitaire、Microsoft Jewel、Microsoft Mahjong、独自のMicrosoft EdgeSurfGameなどのクラシックゲームにワンクリックでアクセスできる。
Microsoftのすべての新しいゲーム機能は、現在、Edgeの最新バージョンであるバージョン103で利用できるようになっている。
コメントを残す