OpenAIは、大規模言語モデルの最新版GPT-4 TurboをまだChatGPTで採用しておらず、MicrosoftのAIチャットボットの有料プラン「Copilot Pro」での利用や、APIでの利用に限られていたが、Microsoftは同社の無料版Copilotにおいても、GPT-4 Turboの採用を開始した。
この発表は、Microsoftの広告およびWebサービスの責任者であるMikhail Parakhin氏の、X(旧Twitter)への投稿で明らかになった。
Microsoftの生成AIパートナーであるOpenAIは、2023年11月にGPT-4 Turboを初めて発表した。GPT-4 Turboは、より大きな128Lのコンテキストウィンドウへのアクセスをユーザーに提供し、テキストプロンプトへの入力が300ページの長大な物も可能になることを意味する。Microsoftは12月に初めてGPT-4 Turboのサポートを追加すると発表し、その後Copilot Proのサブスクリプションで追加した。
Parakhin氏は、Copilot Proのサブスクライバーで、Copilotで古いGPT-4を使い続けたい人は、トグルをクリックしてそのモデルに切り替えることができると付け加えた。
これに先立ち、Microsoftは、すべてのCopilot Proユーザーに、独自のチャットボットを作製出来る「Copilot GPT Builder」の提供を開始している。この新しいツールにより、ユーザーはプログラミングの知識がなくても、対象となるテーマについてより具体的な質問に答えることができる独自のカスタムチャットボットを作成することができる。なお、こうして作成されたカスタムチャットボットは、Copilot Proアカウントを持っていない人に対しても共有可能で、無料ユーザーは、モバイルデバイスとPCの両方で、共有されたカスタムチャットボットを利用する事が出来る。
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