Appleが満を持して世に放つVision Proヘッドセットの発売に先立ち、Metaはより手頃な価格のMeta Questヘッドセットによって、空間ビデオ再生のサポートを追加することを発表した。
空間ビデオは、AppleのiPhone 15 ProまたはiPhone 15 Pro Maxで撮影できる立体感のあるビデオであり、Vision Proのセールスポイントの1つとなっていた。iPhoneでは、12月にリリースされたiOS 17.2でこの機能のサポートが開始され、ユーザーは3次元で動画を撮影し、より没入感のある映像を楽しむことが可能となっている。
Metaによる空間ビデオのサポートは、Appleにとってはこの規格が3D録画の標準になる機会を得たという意味でも有意義な動きであるが、MetaにとってもAppleのVision Proとの競争力を高めることにもなる。
Appleの空間ビデオは、現在配布が始まっているv62ソフトウェア・アップデートによって、MetaのQuestデバイスでサポートされる予定だ。その後、顧客はQuestモバイルアプリを使って空間ビデオの録画をMetaヘッドセットにアップロードし、思い出を3Dで体験できるようになる。Metaによると、アップロードされたコンテンツはMeta Questハードウェアで再生できるように変換され、クラウドに保存されるとのことだ。
さらに、ユーザーはMeta Questモバイルアプリのギャラリーや、ヘッドセットのFilesメニューの新しい空間ビデオセクションからビデオを管理できるようになる。Metaはまた、iPhone 15 Proデバイスを所有していなくても、顧客が体験できるデモビデオをいくつか用意している。
今後のアップデートでは、PlayStation、Xboxなどの外部ゲームパッドのサポートなど、その他の改善も予定されている。ゲームパッドはBluetoothでもUSB-Cでも接続可能で、Xbox Cloud Gaming(ベータ)アプリを使えば『Halo Infinite』や『Forza Horizon 5』などのゲームで使用できる。
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