Metaは、今年後半にも発売されると見られている普及モデルのVRヘッドセット「Quest 3」において真価を発揮し、恐らく大きな話題になるであろう革新的な技術をテストしている事を明らかにした。
この実験的な機能は「Direct Touch」と呼ばれ、特別なコントローラーを使わずに、手だけで仮想要素をタップしたり、スクロールしたり、画面上のキーボードを操作して、文字の入力が行えたり出来る様なものだ。既に現在配信されているQuest V50ソフトウェアアップデートに含まれている。
CEOのMark Zuckerberg氏は、自身のInstagramのリールで、アプリやゲームでのDirect Touchの使い方を紹介している。
あくまでも実験的な扱いであり、完璧に動作するとは言いがたく、信頼性が低いのは否めない。
ただし、これはQuest 3において導入されると言われているカラーパススルー機能(Quest Proにも搭載されているが、価格が高額である事から限定的だ)を用いることで、AR利用が促進されることが期待され、また数年後に登場するARグラスの可能性を大きく広げる技術でもある。
このアップデートではこの他、これまで「Meta Quest Pro」でしか使えなかったゲーム内マルチタスクがMeta Quest 2でも可能になっている。これで、例えばゲームをプレイしながらブラウザアプリなどを起動してチュートリアルサイトを見たりすることができるようになるとのことだ。
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