調査会社Canalysは、2023年第4四半期のスマートフォン市場に関するレポートをX上で共有した。このレポートでは、プロセッサー・ベンダー別の内訳が示されているが、最も多くのシェアを獲得したのはMediaTekだったことが示されている。同社は、1億1700万個の出荷で前年同期比21%増という驚異的な躍進を遂げているようだ。ちなみに、MediaTekの最大のパートナーはSamsungで、チップ出荷全体の22%を占めている。
これに対し、Appleは7,800万個で7%の成長、Qualcommは6,900万個でわずか1%の成長だった。一方、Samsungは1300万個とほぼ半減した。しかし、HuaweiのHiSiliconチップは、ほぼゼロから700万個へと大幅な伸びを見せた。
GoogleのTensorは300万個と他社に比べて大幅に少ないが、このチップがGoogleのPixelラインナップにしか使われていないことを考えれば納得の結果だろう。Googleは2023年第4四半期に約300万個のTensorチップを出荷したが、これは前年同期比4%減だった。だが、Googleは2023年に合計1000万台のPixelデバイスを出荷しており、GoogleのPixelデバイスの出荷が第4四半期に集中していなかったことを示唆している。
このレポートには、他にも興味深い情報がたくさん掲載されている。例えば、2023年第4四半期に最も多くの収益を上げたのがAppleであったこと。Appleに続くのがQualcommであることなどだ。
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