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様々な電子製品の修理マニュアルを独自に作成し公開しているiFixtitが、先日発売されたばかりのM2チップ搭載MacBook Proの分解レポートを掲載した。それによると、当然のことながらというべきか、M1チップ版から驚くほど変更がないことが判明した。

M2 MacBook ProはM1チップ版からほぼ変更なし

WWDC 2022での発表の際も、オマケ的な扱いだったので当然と言えば当然だが、M1 MacBook Pro13インチのボディを再利用したようだ。ただ、iFixitによると、新しいM2 MacBook Proの底面カバーの刻印さえも2020年版と同じであるとのこと。どちらもモデル番号「A2338」がレーザー刻印されており、FCC IDも同じで、Appleがわざわざラベルを新しいモデルIDで更新することもなかったことが分かる。

M2 MacBook Pro iFixit teardown bottom cover
モデル番号はM2版もM1版も全く同じ(出典:iFixit)

余談だが、M2 MacBook Proのレビュー動画によると、箱さえも旧モデルの物を使い回しており新しい仕様を記載したシールを古い仕様が記載してあるところに上から貼っただけだという。Appleにしてはお粗末な対応だ。

内部に関しては、底面カバーのネジは前モデルと同じで、内部の部品もほとんど同じ。Appleは一部のチップを変更したが、M1 MacBook Proのロジックボードとまったく同じ位置に配置されている。M2 MacBook Proのヒートシンクは、なぜか角が四角くなっているが、これは特に動作には影響ないとのこと。

ちなみに、iFixitは、M2 MacBook ProのロジックボードをM1 MacBook Proに取り付けることを試している。電源は入るものの、内蔵キーボードとトラックパッドが検出されず、動作はしなかったようだ。

内部仕様に関して残念な変更点は、先日もお伝えしたエントリーモデルでのデータ転送速度の低下についてだ。SSDに関して、M1 MacBook Proは256GBではNANDチップを2つ搭載していたが、M2モデルでは256GBストレージのバージョンはNANDチップが1つになり、データ転送速度が大幅に低下している

修理の難易度は、更に上がっているらしい。iFixitによると、トラックパッドのシリアル番号さえもSoCに紐付けられており、ロジックボード全体を交換しなければ、少なくともAppleの内部ツールなしでは交換できないとのことだ。

ただし、日本ではまだ導入されていないが、Appleの「セルフ修理サービスプログラム」にはいずれ対応することで、部品だけを購入して自分で修理できるようになるだろう。

これを見ると、新しいM2 MacBook Airは、デザインも大幅に変わっていることや、ディスプレイも新しくなり、MagSafeコネクタも搭載していて価格が安いとなると、お買い得に思えてくる。

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