アメリカの電気自動車メーカー、Lucid Motorsの量販型電気自動車「Air Grand Touring Performance」が、初開催となったラグナ セカ コークスクリュー ヒルクライムで、市販車の最速タイムを記録した。これは、ラグナセカレースウェイの上り坂を基本的に一方通行のヒルクライムに変える新しいスプリントイベントだ。
Lucid Air Gran Touring Performanceは、市販車仕様の Ferrari LaFerrariを含む全クラスのライバルを相手に、最速記録を達成した。特にFerrariのハイパーカー相手に6秒以上の大差をつけてゴールしたのだ。
Lucid Air Gran Touring Performanceは、昨年6月のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードのヒルクライムで市販車最速を記録し、モントレーの第1回タイムド・スプリントでも市販車最速を達成している。
1,050psを発生する2つのモーターを搭載した5人乗りセダンは、どんなシーンでも、特に瞬時のトルク応答とゼロシフトが活きるシーンで、驚くほどの速さを発揮する。
ちなみに、Lucidより速いのは、Porche 908、Lotus F1レーシングカー、そして Gunther Werksがリマスターし、レーシングスリックでPatrick Longが操縦するPorsche 911だけで、Lucid Air Gran Touring Performanceの17万ドルの価格とは競合しない相手ばかりだ。
先日発表された、1200馬力以上のパワーと大径タイヤ、カーボンセラミックブレーキを搭載した新型Lucid Air Saphireが、どこまで速くなるのか気になるところだ。
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