Lamborghiniの最新スーパーカー、「Revuelto」がついに発表された。この車は、凶暴な「Aventador」の後継車であり、Lamborghini初の量産ハイブリッド車となる。
パワートレインは、自然吸気式の新型6.5リットルV-12エンジン「L545」を中心に構成されており、更に3つの電気モーターに接続されている。
このハイブリッドアシストにより、Revueltoは真のビーストと呼べる存在になっている。単体で814馬力と725Nmのトルクを発生させることが出来る。アヴェンタドールのV-12は、最大で769馬力と719Nmのトルクだった。さらに、各電気モーターは148馬力の出力があり、同時に作動することは出来ないが、3つのモーターを追加することで、出力は1,001馬力と1,075Nmのトルクにまで向上する。そのため、Lamborghiniは、0-100km/hでの加速は2.5秒以下、0-200km/hまでの加速に7秒以下となり、最高速度は350km/hに達するとのことだ。しかもこれは標準モデルということで、後に発売される高性能版がどのようなスペックを誇るのか、末恐ろしいものがある。
Revueltaの電気モーターは、エンジンの後ろに移動したギアボックスがある場所にある3.8 kWhのバッテリーパックから電力を供給される。このパックは、電源に接続する、再生ブレーキ、またはV-12を発電機として使用することで充電できます。Lamborghiniは、エンジンを使用してバッテリーを6分以内で完全充電できるとしている。
この車のバッテリーは、FerrariのSF90 StradaleやMcLarenのARTURAなど、他のハイブリッドスーパーカーに比べると軽量だが、それでも3つのモーターを駆動するために重量が増す。そのため、RevueltaはLamborghiniの新しい「monofuselage」に基づいて作られている。航空機に着想を得たシャシーは、カーボンファイバーやLamborghini特許の鍛造コンポジット材料を多用しており、軽量化に貢献している。そのため、monofuselageはAventadorより10%軽量で、25%剛性が高くなっている。
Revueltoは、その真新しいパワートレインが注目を集めるだろうが、そのデザインも見逃せない。通常のデザイン言語である楔形、角度、そしてシザードアをよりエキサイティングにアレンジしたものだ。Aventadorより鋭く、よりドラマチックなラインが強調されたような外観になっている。フロントフェイシャにはフード付きのヘッドライトとY字型のランニングライトがあり、ロケット船のようなリアも印象的だ。先代車種であるV-10エンジン搭載のHuracan同様、Revueltaも注目を集めることだろう。
Revueltaのキャビンも全く新しいものだ。Lamborghiniは狭い内装が有名だが、Revueltaの内部は比較的広く、特にヘッドルームは広くなっている。ドライバーのコックピットは、戦闘機のようなスタイルで、ダッシュボードには3つのデジタルディスプレイがある。ドライバー用に12.3インチのデジタルメータークラスターと8.4インチのインフォテインメントスクリーンがあり、同時に、パッセンジャー用に9.1インチのディスプレイがある。また、ドライバーは、13の異なるドライブモードのうち、リチャージ、ハイブリッド、パフォーマンスなどをステアリングホイールとインフォテインメントシステムで選択出来る。Lamborghiniは、ハイブリッドパワートレインを最大限に活用できるようにするために、このような多様なドライブモードを提供している。
Revueltoは、電動化を積極的に取り入れるLamborghiniの最先端に位置している。正式な発売日は発表されていないが、新しいスーパーカーは今年後半に発売される予定だ。そして、来年にはハイブリッドのHuracánとUrusが続く。価格についてはまだ発表されていないが、50万ドルのスタート価格を超える可能性がある。Lamborghiniの最新のスーパーカーは、熱心なファンから広く注目を集めている。この革新的なハイブリッド車は、Lamborghiniの伝統を継承しながら、電動化技術を取り入れた新しい時代の到来を象徴している。
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