以前からうわさされていた、Metaの次期AR/VRヘッドセットについて、新たなレポートでは、その名前が改めて報じられ、どのような機能が期待できるかが明らかにされた。ほとんどは既に報じられた内容ではあるが、ソース元がBloombergということで、より信頼度の高い情報と言えるだろう。
Meta Quest Pro
昨年末、Metaはコードネーム「Project Cambria」という、新しいハイエンドヘッドセットの開発に着手していることを発表していた。今回、Bloombergの報じた内容によると、開発者のSteve Moser氏が、iOSアプリの中にこの新たなMetaのヘッドセットの製品名への参照を見付けている。
開発者のSteve Moser氏が発見し、Bloomberg Newsに公開した製品名を示すコード列は、デバイスとコントローラのペアリングについて言及しています。コードにはこう書かれている。”Pair Meta Quest Pro right controller.” (Meta Quest Proの右コントローラーをペアリングする)。
Bloombergの報道では、Quest Proはこれまでにリークされた、より強化された処理能力、カラーパススルー機能、アイトラッキングなど、新たなヘッドセットで採用されると見られる仕様が改めて報じられている。
新しいMetaヘッドセットは、通常のMeta Questヘッドセットと比較して、グラフィック処理とパワーがはるかに優れています。また、カラーでARをシミュレートするための外部高解像度カメラ、アイトラッキング、より多くのストレージ、新しいコントローラー、バーチャルリアリティ用の高解像度ディスプレイが搭載されます[…]。
詳細はまだ公開されていないため、匿名を希望する関係者によると、1,000ドル以上かかるという。
Project CambriaことMeta Quest Proについては、2022年5月には、Mark Zuckerberg CEO自らProject Cambriaのデモを体験するムービーを公開している。
価格については、Metaは可能な限り1,000ドル近くをターゲットにしていると思われる。一部では3,000ドルを超えると言われるAppleのヘッドセットは異なり、Metaは、アプリの売り上げから利益を得ようとしていると見られ(これはSONYなどがゲーム機を販売する際に行うやり方だ)、ヘッドセットに関してはある程度赤字覚悟で販売すると考えられている。これはAppleはまずやらない方法だろう。
VRヘッドセット市場は急成長を遂げているが、今後発売されるAppleとMetaのヘッドセットは市場を更に広げる大きな役割をするものと期待されている。だが一方でMetaの戦略は持続可能ではないとの指摘もある。
コメントを残す