iPhone 15 Pro Max、DxOMarkカメラテストで歴代iPhoneでトップのスコアを獲得

masapoco
投稿日 2023年9月27日 6:44
Apple iPhone 15 Pro lineup hero 230912

DxOMarkの精密なテストの結果、Appleの新型iPhone 15 Pro MaxはこれまでのiPhoneの中で最も優れたカメラ性能を有していることが明らかになった。ただし、世界一の座に輝くことは出来ず、Huawei P60 Proの総合156ポイントに対し、iPhone 15 Pro Maxはスコア154ポイントとなり、僅差で敗れ世界2位となった。

同サイトは、iPhone 15 Pro Maxは、優れた手ぶれ補正、発色、動画など、いくつかのトップスコアを獲得することに成功したが、メインセンサーと望遠レンズの画角差が大きく、その他いくつかの欠点があることも述べている。とはいえ、 “これまでテストした中で最高のiPhone“と紹介し、「様々な撮影条件下で常に驚くべき画像と動画の結果を提供した」として、露出に関して際立った性能を示していることを報告している。

写真性能

iPhoneの写真性能は、露出、色、質感の点で首位に立ったが、DxOMarkのテストではオートフォーカス性能とノイズではふるわなかった。

改善されたポートレートモードオプション、深度キャプチャー、正確な肌色レンダリングにより、「友達と家族」カテゴリーで優れた性能を発揮し、48MPセンサーからの新しい24MP出力は、標準的な撮影シナリオでより詳細なディテールを提供する。

DxOMarkのテストでは、2倍ズーム(約50mm)では、iPhoneはまだかなりのディテールを保つことができたが、さらに80mm相当までクロップすると、はるかに著しい画像劣化が見られた。

120mmを超えると、Pro Maxはテトラプリズム望遠レンズに切り替わり、首位のHuawei P60 Proを凌ぐディテールと低照度での望遠性能を発揮し、iPhone 14 Proを大幅に上回る。

「これらの改善点は総体的に、モバイルフォトグラファーやビデオグラファーにとって傑出した選択肢であることを立証している」と、DxOMarkは述べている。

しかし、低照度写真でのノイズ、フレア、ゴースト、エイリアシングなどの不要なアーティファクト、わずかに制限されたダイナミックレンジ、ズームレンジ間で一貫性のないディテールが、このカメラシステムの弱点となっていることも報告している。

ビデオ性能

ビデオ性能では、iPhone 15 Pro Maxが、テクスチャとアーティファクトを除くほぼすべてのサブカテゴリーで首位を獲得した。4k60fpsでのDolby Vision HDR録画は、ほとんどのユースケースで十分すぎるほどで、DxOMarkがテストに使用したのもこれだ。

「ビデオの露出とカラーレンダリングは、ほとんどの条件で非常に安定しており、テクスチャとノイズのトレードオフは、これまで見た中で最高だった。オートフォーカスシステムも低照度まで良好に動作し、ビデオの手ぶれ補正も市場で最高のものだった」と述べている。


Source



この記事が面白かったら是非シェアをお願いします!


  • oqc quantum computer118311 1 9152650baaa331f0f0186abb7fd1e593 3900x2595 1
    次の記事

    MITの研究者ら、量子コンピューティングを改善する新たな回路を開発

    2023年9月27日 10:11
  • 前の記事

    中国は粒子加速器を備えた巨大チップ製造工場を計画している

    2023年9月26日 17:05
    accelarator

スポンサーリンク


この記事を書いた人
masapoco

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

おすすめ記事

  • Apple M3 chip series architecture 231030

    AppleのM3 MaxチップからのUltraFusionインターコネクト削除は新たな巨大チップ登場の前兆か?

  • magsafe charger

    iOS 17.4のアップデートによりiPhone 12がQi2での高速ワイヤレス充電に対応へ

  • apple iphone 5g

    Apple、未発表のアプリやVision Proに関する情報をリークした疑いで元従業員を提訴

  • Apple iPad Pro Magic Keyboard M2 hero 2up 221018

    新型iPad ProとiPad Airは5月初旬の発売になる可能性が報じられる

  • TSMC FAB18

    TSMCの3nmノードが急成長、2024年は収益の20%以上を占める可能性

今読まれている記事