Appleは本日、iPad向けOSの最新版「iPadOS 17」をリリースした。iPadOS 17の改善の多くは、同日公開されたiOS 17に準ずる物が多く、ウィジェットを使ったロック画面の再設計、ヘルスアプリ、スタンバイモードなどが見られるが、その他にもステージ・マネージャの改善、PDFの改善などが行われている。
iPadOS 17の対応デバイス
iPadOS 17はiPadのいくつかのモデルのサポートを打ち切った。初代iPad Pro 12.9と第5世代iPad(iPad 2017とも呼ばれる)はサポートされなくなった。iPadOS 17は以下のタブレットにインストールできる:
- iPad Pro 12.9(第2世代以降)
- iPad Pro 11
- iPad Pro 10.5
- iPad Air 3、Air 4、Air 5
- iPad(第6世代以降)
- iPad mini 5およびmini 6
iPadOS 17の新機能
iOS 17での変更に加え、iPadOS 17ではiPadに特化した以下の機能と改善が導入されている:
ロック画面のデザインを一新:iPadのロック画面の複数の部分をカスタマイズしたり、ウィジェットを追加したり、ダイナミックな背景、AIベースの深度エフェクト、Live Photosを使うことができるようになった。さらに、Appleは通知を再設計し、届きやすいように画面の下部に表示するようにしている。
ヘルスケアアプリ:iPadOS17では、これまでiPhone専用だった本格的なヘルスケアアプリを搭載。大画面用に最適化され、健康状態や様々な測定基準に関する豊富な情報を提供する。iPad版のヘルスケアアプリは、精神的健康や視覚的健康など、iPhoneで利用可能なすべての新機能をサポートしている。
PDFの改良:iPadOS 17では、機械学習を使ってテキスト入力フィールドを識別し、名前、住所、Eメールなどの詳細情報をすばやく追加できるようになった。この機能は今年後半にリリースされる予定で、初期リリースでは利用できない。また、他の人と一緒にメモアプリケーションでPDF文書に注釈を付けたり、スケッチしたりすることも可能だ。
フリーボードの改良:フリーボードアプリに、水彩ブラシ、カリグラフィペン、蛍光ペン、可変幅ペン、定規などの新しい描画ツールが追加された。
ステージ・マネージャの改良:ステージマネージャがより柔軟になり、ウィンドウのサイズや位置を自由に変更できるようになった。また、FaceTime用の外部ディスプレイのカメラや、他のアプリケーションでの通話にも対応するようになった。
iPadOS 17は、[設定]>[一般]>[ソフトウェアアップデート]を選択することでアップデートすることが可能だ。
コメントを残す