2022年3月にAppleが発売した「iPad Air 5」だが、スペック的な変更だけではなく、内部構造にも1つの転換点と言える大きな変更が見られる事がiFixitの分解により明らかになった。それが「バッテリープルタブ」の追加だ。
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iFixit : Twitterへの投稿
iFixitは、「iPad Air 5」については、4とあまり差がないためまだ正式には分解レポートをあげていないが、分解の途中で大きな変更に気付いたという。
これまでiPadはApple製品で最も修理困難なデバイスの1つとなっていた。(修理可能スコアが10点中の2)その主な理由が、バッテリーの交換が困難な為で、基本的にバッテリー交換はデバイス自体の交換になるくらいだ。
だが、今回のiPad Air 5については、バッテリーの下にプルタブを備えており、技術者が修理や交換を行うことが格段に簡単になっている。
「修理する権利」の声が高まる中、Appleも徐々に自社デバイスの修理を容易にしてきた。既にiPhone 5s以降のiPhoneにはバッテリープルタブが備えられており、iPad mini 6やMacBookPROなどもバッテリー交換が簡単にできるように同じくバッテリープルタブが備えられてきている。
先日Samsungは、iFixitと提携し、純正の交換部品を提供する事を発表している。このように、今後も「修理する権利」への対応が広がっていくものと見られる。
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