Appleは、昨日のiOS 17.1のリリースに続き、現在開発中のiOS 17.2及びiPadOS 17.2の第1弾ベータ版を開発者向けにリリースした。
iOS 17はWWDC23で初めてプレビューされ、iPhone 15シリーズに合わせてリリースされたが、プレビューされたその機能の全てが最初から提供されていたわけではない。iOS17.2ベータ1は現在、Appleの開発者プログラムに登録している人々に提供されており、新たないくつかの機能が追加されている。特に既に忘れられつつあった「ジャーナル」アプリがこのリリースに含まれているのは興味深いだろう。
最新のビルドは、テストプログラムに登録している場合は、最新のiOS 17.2とiPadOS 17.2を今すぐ無料でダウンロードしてiPhoneやiPadにインストールすることが可能だ。「設定」>「一般」>「ソフトウェア・アップデート」>「ベータ・アップデート」と進み、最新のベータ版をiPhoneやiPadにインストールする事が出来る。
iOS 17.2の新機能
- ジャーナルアプリ
- iOS 17.2 beta 1では、Appleが6月に初めて予告したジャーナルアプリがついに導入された。このアプリは、ユーザーが使用している様々なアプリから、ある1日の間に収集された様々な種類のデータをまとめることで、ユーザーが自分の日常生活を振り返り、(個人的に)記録するのに役立つだろう。
- iMessageのアップグレード
- iOS 17.2 beta 1では、Appleがかなり前に発表したiMessageの連絡先キー認証機能も使えるようになった。この機能により、ユーザーは意図した受信者にメッセージを送っていること、第三者がメッセージを傍受していないことを確認できる。さらに、iCloudに保存されているメッセージ数を確認したり、最終同期日時を確認したり、最新のメッセージを手動で同期したりできるようになった。
- 音楽機能の強化
- iOS 17.2 beta 1では、Apple Musicで他の加入者とプレイリストを共同作成できるようになった。さらに、ユーザがお気に入りに登録した曲専用のプレイリストが自動生成されるようになった。
- アクションボタンの調整
- iOS 17.2 beta 1のユーザーは、アクションボタンがトリガーされたときに翻訳セッションを開始するように設定することも出来る様になった。これまで割り当てられる機能は、サイレントモード、フォーカス、カメラ、フラッシュライト、ボイスメモ、ショートカット、アクセシビリティ設定だった。
- 「天気」アプリと「時計」アプリの新しいウィジェット
- Appleは天気アプリに3つの新しいウィジェットを追加した:
詳細:降水確率、紫外線指数、風などを見ることが出来る。
毎日の予報:現在地の天気と天気予報を見ることが出来る。
日の出と日の入り:現在地の日の出と日の入り情報を見ることが出来る。 - 時計アプリ:アナログではなくデジタル形式で現在時刻を表示する新しい「時計デジタル」ウィジェットが追加された。
- Appleは天気アプリに3つの新しいウィジェットを追加した:
- その他の変更と新機能
- iOS 17.2では、連絡先ポスターのデザイン時にレインボーテキストを使用できるようになった。
- Apple Booksアプリにページめくり用の新しい「高速フェード」オプションが追加された。
その他、バグ修正や、パフォーマンス向上も行われている。
パブリックベータもまもなく利用可能になる予定だ。
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