iCloudキーチェーンは、Appleの全てのプラットフォームで利用ができ、大変便利な機能の1つと言えますが、一部問題も抱えており、もしかしたら不満を感じたことがあるかも知れません。
その主要な問題の1つが、Safariが新しいWebサイトでアカウントを作成した際などに、強力なパスワードを作成してくれる機能がありますが、このパスワードをユーザー名と関連付けて適切に管理してくれない事がありました。その為、再度ログインした際にパスワードがなんなのか分からずにログイン出来ないと言ったこともありました。
これに対して、iOS15.4及びmacOS 12.3では、新しいパスワードを作成しても、Safariがそのパスワードがどのユーザー名に属しているのか分からない場合は、アカウント名を入力するようにポップアップが表示されるようになります。
これにより、ユーザー名が割り当てられていないパスワードが使用される可能性が大幅に低くなります。そして、そうすることで、ユーザーがアクセスするWebサイト毎に一意で強力なパスワードを簡単に作成する事を促す事にも繋がりそうです。
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