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Intelの次期GPUであるArc A750デスクトップ・グラフィックス・カードの具体的なパフォーマンスの数値をベンチマークテスト結果として初めて明らかにした。5つのゲームが実行され、対NVIDIA GeForce RTX 3060比でどの程度の性能面での優位性があるのかが示されている。

このテストで用いられたゲームは、数多くあるゲームタイトルの中から実際に素晴らしいパフォーマンスを示すモノがいくつかチョイスされた可能性も否定できないが、実際にArc A750のパフォーマンスは明るい結果をもたらしている。Intel Arc Alchemist GPU の全世界での正式な発売が待たれるところだが、それもあと数ヶ月の辛抱だ。

https://www.youtube.com/watch?v=uctDN9uYcXI&t=69s

元PC Perspectiveで、現在はIntel Graphicsマーケティングチームの一員であるRyan Shrout氏が、次期GPUを紹介し、Cyberpunk 2077ベンチマークシーケンスを披露している。テストはすべて2560×1440、「高」設定で行なわれており、メインストリームGPUとしては妥当な目標値である。結果は動画の途中から見ることができる。以下に表としてまとめたものを掲載する。

ゲームタイトルArc A750RTX 3060パフォーマンス向上幅
5つのゲームの幾何平均94.583.713%
Borderlands 376.467.314%
Control64.656.914%
Cyberpunk 207759.952.514%
F1 2021192.0164.017%
Fortnite132.8125.16%

GeForce RTX 3060は、現状ほとんどのゲーマーにとってはかなり魅力的な選択肢だろう。ゲーム性能に関しても申し分ない。ほとんどのゲームで最大設定の1080pを簡単に処理でき、高画質の1440pでは通常60fps以上を実現できている。これらすべては基本的にIntelの数値と一致しているが、より重要なのはArc A750がどの程度上回るかだろう。

5 つのゲーム全体で、Intel の GPU は平均して 13% 高いパフォーマンスを発揮したが (幾何平均)、その差は 『Fortnite』 の 6% から 『F1 2021』 の 17% まででした。これは、メインストリーム向けのグラフィックスカードとしてはかなり良い成績だ。

もちろん、これはIntel独自のベンチマークで、一部のゲームに限ったものだ。AMD と NVIDIA が過去数十年にわたって多くのゲーム用にドライバを最適化してきたのに対し、Intel の統合グラフィックスドライバは、しばしば後回しにされた感があった。状況は改善されたが、実際に発売された後には更に手が加えられることだろう。

Control、Cyberpunk 2077、FortniteがDXR(DirectX Raytracing)をサポートしているにもかかわらず、Intelのベンチマークはどれもレイトレーシング効果を使用していない。ここはぜひともArcのレイトレーシング・ベンチマークを見てみたいものだ。Arc AシリーズのグラフィックスカードのRTU(Ray Tracing Units)は最大32個で、A750は24個のようだ。RTX 3060は28個のRTコアしか持っていないが、これはNVIDIAの第2世代のRTコアで、これがIntelのRTUと比較してどうなのかはまだわからない。

グラフィックスカードIntel Arc A770Intel Arc A750Intel Arc A550Intel Arc A380
アーキテクチャACM-G10ACM-G10ACM-G10ACM-G11
プロセス技術TSMC N6TSMC N6TSMC N6TSMC N6
トランジスタ数(億)21721721772
ダイサイズ (mm^2)406406406157
Xeコア数3224168
GPU シェーダー4096307220481024
マトリックスコア512384256128
RTU(Ray Tracing Units)数3224168
ブーストクロック(MHz)2000?2000?2000?2000?
VRAM速度(Gbps)16161615.5
VRAM容量 (GB)161286
VRAMバス幅25619212896
TFLOPS FP32 (Boost)16.4?12.3?8.2?4.1?
TFLOPS FP16 (Tensor)131.1?98.3?65.5?32.8?
帯域幅(GBps)512384256186

Intelは、発売を予定しているすべてのArcデスクトップGPUの公式スペックを詳述していないが、A750は24個のXeコアと3072個のGPUシェーダーを搭載し、192ビットバスで12GBのGDDR6メモリを搭載、クロックはおそらく2.0~2.3GHzレンジになるだろうと予測している。少なくともRTX 3060と同じ性能領域に入るはずで、Radeon RX 6650 XTと直接競合することになるとも言える。

Intelがほとんどのゲームでこのビデオに示されたのと同様のレベルまでパフォーマンスを上げることができると仮定すると、それ相応の価格で登場すれば、デスクトップ市場に歓迎される存在になるだろう。

Intelがゲーマーの興味を引くためにはかなり積極的な価格設定にする必要があるだろう。米国での希望小売価格は129ドル(17,000円)程度とされているが、日本でも同様の価格設定で登場すればかなり魅力的ではないだろうか。

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