Intelはイベント「Intel Innovation 2022」を開催し、その中でコードネーム “Raptor Lake” と呼ばれる第13世代Coreシリーズを発表した。新シリーズは3つのSKUからなり、それぞれ2つのバリエーション(内蔵グラフィックス搭載と非搭載)が用意される予定だ。第12世代Coreシリーズと比較して、各セグメントに4(i5/i7用)~8(i9用)コアが新たに追加され、性能の向上が図られている。
Intel、第13世代CoreデスクトップCPUファミリーを発表
Core i9-13900Kは、24コア(8P+16E)、L2/L3キャッシュ合わせて68MBを搭載している。このSKUの最大ブーストクロックは5.8GHzで、統合UHD Graphics 770付きが589ドル、なしが564ドルで販売される予定だ。
Intel Raptor Lakeの16コア(8P+8E)モデル:i7-13700Kとi7-13700KFは、それぞれ409ドルと384ドルで販売される。14コア(6P+8E)の最安モデル:i5-13600Kとi5-13600KFは、それぞれ319ドルと294ドルとなる。
Intelは、シングルスレッドで最大15%、マルチスレッドで最大41%の性能向上を謳っている。これらの改善は、主にクロック周波数の向上とコア数(スレッド数)の増加によるものだ。Intelの新しいハイエンドプラットフォームZ790は、PCIe Gen4のレーン数を増やし、USB 3.0 Gen 2×2 20Gbpsコネクタを増設している。
Intelは、これまでの同社フラグシップだった12900Kの性能に、新しいi9-13900Kはわずか65Wの消費電力で達するとしており、新たなフラグシップCPUによるゲーミングリーダーシップを主張している。Intelのデータによると、この新しいSKUは同じ241W TDPで最大37%高速化されている。
また、Intelはフラッグシップの24コアSKUについて、「99th percentile low water mark」でより高いFPSを実現するゲーミング性能も公開している。同社は、第13世代Coreシリーズを10月20日に発売することを明らかにした。対応するZ790マザーボードも同日発売となる。
Intel Raptor Lakeシリーズスペック比較
コア数/スレッド数 | 最大ブーストクロック | L2+L3キャッシュ | TDP (PBP/MTP) | 希望小売価格(米ドル) | |
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Core i9-13900K | 8P+16E/32T | 5.8 GHz | 32+36MB | 125W/253W | 589 USD |
Core i9-13900KF | 8P+16E/32T | 5.8 GHz | 32+36MB | 125W/253W | 564 USD |
Core i7-13700K | 8P+8E/24T | 5.4 GHz | 24+30MB | 125W/253W | 409 USD |
Core i7-13700KF | 8P+8E/24T | 5.4 GHz | 24+30MB | 125W/253W | 384 USD |
Core i5-13600K | 6P+8E/20T | 5.1 GHz | 20+24MB | 125W/181W | 319 USD |
Core i5-13600KF | 6P+8E/20T | 5.1 GHz | 20+24MB | 125W/181W | 294 USD |
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