Intel 未発表の第13世代Core「RaptorLake-P」14コアモバイルCPUのパフォーマンスがリーク – Corei9-12900HKよりも高速

masapoco
投稿日 2022年4月17日 11:53
Intel Desktop CPUs 1 2060x11591 1 2048x1152 1

Intel 「Raptor Lake-P」は、2023年の発売が見込まれている第13世代Coreシリーズの次世代ノートPC用シリコンのコードネームだが、最新の情報によると、そのプロセッサの1つが6日前にUserbenchmarkソフトウェアでテストされており、そのパフォーマンスの一端を垣間見ることが出来たとのことだ。

テストプラットフォームは、ビルド情報「Raptor Lake-Px LP5 ERB」にあるように、明らかにIntelのリファレンスシステムをベースにしている。これはまた、LPDDR5ベースのシステムであることを示している。

ソフトウェアで収集したデータから、ベースクロック2.5GHz、ターボクロック4.2GHzの14コア20スレッドであることが確認された。このターボクロックは、Alder Lake-PのフラッグシップであるCore i9 12900HKと同等だ。これは、Userbenchmarkがピークではなく、平均クロックでレポートしていることに起因する。同じようなクロックの12900HKのエントリを簡単に見つけることができます。しかし、ベース速度は400MHz低くなっている。

現時点では、Intelがモバイルシリーズのコア数を増やす計画があるかどうかは不明だが、デスクトッププラットフォームでは、確かにEfficientコアのコア数が増加(倍増)しているようだ。

ここで驚きなのはシングルコア性能。Userbenchmarkが収集したデータによると、平均4.2GHzというターボクロックにも関わらず、平均4.7GHzターボで動作しているCore i9-12900Kのシングルコア性能と同等のスコアだということだ。性能面での向上幅は大きくはないが、このリークの早さを考えると、まだ最適化が済んでいない可能性も考えられ、今後の向上が見込まれる。

ノートPC向けのIntel 第13世代Coreシリーズは、現在のところ来年初頭のCES 2023までデビューしない見込みだ。Intelは、ここしばらくノートPCシリーズを1年のペースで出しており、おそらくGeForce RTX 40 AdaのモバイルGPUの立ち上げに合わせる物と思われる。

今回の結果を見る限り、Raptor LakeのP-Coreは、Alder Lakeを超えるシングルコア性能が期待できそうだ。



この記事が面白かったら是非シェアをお願いします!


  • mobile game play
    次の記事

    Android 13にはゲームのパフォーマンスを大幅に向上させてくれる機能が搭載か

    2022年4月18日 9:12
  • 前の記事

    日産自動車とイトーキがテレワークに最適なモバイルオフィスカー「MOOW(ムーウ)」を共同開発 – 大容量リチウムイオンバッテリー内蔵

    2022年4月17日 11:09
    220413 01 j 001

スポンサーリンク


この記事を書いた人
masapoco

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

おすすめ記事

  • TSMC FAB18

    TSMCの3nmノードが急成長、2024年は収益の20%以上を占める可能性

  • what is ai pc

    Intel、「AI PC」の要件は40TOPS以上の性能を持つNPUが必要と述べる、ただしMeteor Lakeはこれを満たさず

  • intel ai pc developer program

    Intel、小規模ソフトウェア開発者のAI PC向けアプリ制作を支援する新プログラムを開始

  • UXL logo

    NVIDIAのAI市場支配からの脱却を目指しGoogle、Intel、Qualcommらが協力

  • us china

    中国、政府機関のコンピュータにIntelとAMDのプロセッサー使用を禁止へ

今読まれている記事