Intel 「Raptor Lake-P」は、2023年の発売が見込まれている第13世代Coreシリーズの次世代ノートPC用シリコンのコードネームだが、最新の情報によると、そのプロセッサの1つが6日前にUserbenchmarkソフトウェアでテストされており、そのパフォーマンスの一端を垣間見ることが出来たとのことだ。
UserBenchmark : Intel RaptorLake-Px LP5 ERB Performance Results
テストプラットフォームは、ビルド情報「Raptor Lake-Px LP5 ERB」にあるように、明らかにIntelのリファレンスシステムをベースにしている。これはまた、LPDDR5ベースのシステムであることを示している。
ソフトウェアで収集したデータから、ベースクロック2.5GHz、ターボクロック4.2GHzの14コア20スレッドであることが確認された。このターボクロックは、Alder Lake-PのフラッグシップであるCore i9 12900HKと同等だ。これは、Userbenchmarkがピークではなく、平均クロックでレポートしていることに起因する。同じようなクロックの12900HKのエントリを簡単に見つけることができます。しかし、ベース速度は400MHz低くなっている。
現時点では、Intelがモバイルシリーズのコア数を増やす計画があるかどうかは不明だが、デスクトッププラットフォームでは、確かにEfficientコアのコア数が増加(倍増)しているようだ。
ここで驚きなのはシングルコア性能。Userbenchmarkが収集したデータによると、平均4.2GHzというターボクロックにも関わらず、平均4.7GHzターボで動作しているCore i9-12900Kのシングルコア性能と同等のスコアだということだ。性能面での向上幅は大きくはないが、このリークの早さを考えると、まだ最適化が済んでいない可能性も考えられ、今後の向上が見込まれる。
ノートPC向けのIntel 第13世代Coreシリーズは、現在のところ来年初頭のCES 2023までデビューしない見込みだ。Intelは、ここしばらくノートPCシリーズを1年のペースで出しており、おそらくGeForce RTX 40 AdaのモバイルGPUの立ち上げに合わせる物と思われる。
今回の結果を見る限り、Raptor LakeのP-Coreは、Alder Lakeを超えるシングルコア性能が期待できそうだ。
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