中国、深センの360度カメラで有名なInsta360が、新たに「見えないドローンカメラ」と呼ばれる360度カメラ「Sphere」を発表した。これによって、今まで実現できなかった様な空中ビデオの撮影が可能になるという。
この製品は「Sphere」と呼ばれ、「超安全な」ロックメカニズムによってDJIのドローン、Mavic Air2またはAir 2Sに接続する、上下“2台”のInsta360カメラで構成されている。Insta360によると、Sphereシステムはドローンの構造や機能に影響を与えず、GPS信号やリモートコントロールシステムを妨げることはないとのことだ。
Insta360によると、これまでのドローンは映画製作者が素晴らしい映像をキャプチャできるようにしてくれるが、一度にキャプチャできるのは一方向だけという制限があった。そのため、最高の映像を手に入れるためには、ドローンの操作スキルに大きく依存していた。
同社によれば、この問題を、Sphereは解決してくれるという。
Sphereは、映像の中で「ドローンを完全に見えなくすることが出来る」とのことだ。360度カメラを飛ばすことの利点は、視界内のすべてを捉えることができるため、パイロットは撮影ではなく、飛行のことだけを心配すれば良くなる。
「まったく新しいInsta360 Sphereは、見えないドローンカメラです。これは、DJI Mavic Air 2/2Sを使用してコンテンツ制作をレベルアップするための究極のツールです。スフィアを取り付けると、ドローンは結果の映像で完全に見えなくなりますが、カメラの軽量でユニボディの構造と直感的な操作により、360度の空中撮影がこれまでになく簡単になります。クリエイターは、360度のリフレーミング、自動追跡などの強力な編集ツールを利用して、他の方法では不可能なショットやエフェクトを簡単にキャプチャできます。」
Insta360
最高5.7K360度の解像度で撮影できる。バッテリー持続時間は48分間だ。また、USB-C接続により、約100分でバッテリーを充電することが可能。
Sphereは、Insta360がFlowStateと呼ぶ映像安定化システムを内蔵している。ドローンカメラへの搭載にあたっては、状況に左右されない安定した空撮映像のために微調整されたという。
Sphereのユーザーは、Insta360アプリでInsta360 ONEシリーズと同じAIを搭載した機能を使って、バレルロールやドリーズームなどのクリエイティブなエフェクトも、タップ操作で簡単に編集できると言うことだ。
Insta360 Sphereは、米国と中国で本日より430ドルで発売される。
なお、日本への導入は未定だ。
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