OpenAIは、ChatGPT(GPT-4)にこれまで「ウェブブラウジング」「Advanced Data Analysis」そして「DALL-E 3」と言った新たな機能を追加してきたが、そのそれぞれの機能を利用するには、ユーザーが明示的に切り替えをする必要があった。だが今後はその必要が無くなる。GPT-4を搭載したChatGPTは、どのようにあなたを助けるのがベストかを自動で判断してくれるようになるようだ。
GPT-4は自動的に最適なツールを選択する
Bryan McAnulty氏のXポストによると、GPT-4は、与えられたタスクを実行するために必要なツールを自動的に選択できるようになったようだ。
これはすなわち、GPT-4 with Browsing、Advanced Data Analysis、DALL-E 3 の機能間を自動で行き来して最適な物を選択してくれる事を示す。手動でモデルを選択することもでるが、一般的に、GPT-4 は、画像やチャートを生成したいときに、DALL-E 3 や Advanced Data Analysis に切り替えることを理解し、追加的な作業をすることなく、DALL-E 3 や Advanced Data Analysis を選択することができるようになるようだ。
GPT-4の統合された “スーパーモデル”は、OpenAIのビジョンである、訓練された能力を超えて役立つ言語モデルを開発し、そうでなければ能力を発揮できない領域で自律的にツールを使用できるようにするというビジョンに一歩近づいた。
GPT-4のアップデートは、より最新のデータをもたらす可能性もある
一部のChatGPTユーザーは、GPT-4は2023年4月または2023年9月まで最新の情報にアクセスできると報告しているが、以前のChatGPTの情報開示では、トレーニングデータの終了は2021年9月または2022年1月までとなっていた。
しかし、このデータは一貫性がなく、ChatGPTはユーザーによって異なる終了日を提供している。前述したGPT 4のアップデートは、現在初期ユーザーに展開されているようだが、トレーニングデータのアップデートに関連しているのかも知れない。
また、Redditのリークによると、OpenAIは2023年3月までの最新モデル「copilot-gpt-4-2」をトレーニングしているという。
11月6日に開催されるOpenAIの開発者会議では、GPT-4モデルの状況についてより詳細な情報が提供されるはずだ。
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