Google、Google WorkspaceへのGemini統合によりGmailやドキュメントでAI機能が利用可能に

masapoco
投稿日
2024年2月22日 11:35
qualcomm new audio platform s3

Googleは、Google Workspaceに「Gemini Business」を導入した。また、コンシューマー向けのAIプランも、オフィスアプリケーションを含めて拡大されている。

このアップデートにより、GeminiはGoogle Workspaceアプリケーションと統合される。”Gemini Business”は、Google DocsとGmailの “Help me write”、シートの “Enhanced Smart Fill”、スライドの画像生成などの機能を、年間契約で1ユーザーあたり月額2,260円で提供する。

また、Gemini 1.0 Ultraモデルに基づくGeminiの新しいスタンドアローンチャットエクスペリエンスもあり、プライバシー保護がさらに強化されている。

「Gemini Enterprise」は、「Duet AI for Workspace Enterprise」に代わるもので、AIを活用した15カ国語の会議翻訳とUltraへの無制限アクセスを追加し、1ユーザーあたり月額3,400円で提供する。Duet AI for Workspaceの既存顧客は、自動的にGemini Enterpriseにアップグレードされる。

有料プライベートユーザーは、Googleの生産性アプリケーションでもGeminiにアクセスできる。
ビジネス向けサービスに加え、Google One AI Premium Planの一部として、GoogleはGeminiをGmail、Docs、Slides、Sheets、Meetに統合する。加入者は、Googleのこれまでで最もパワフルなAIモデルである1.0 UltraをベースにしたGemini Advancedを利用できる。

Geminiの機能はGoogle製品に直接統合され、生産性を向上させる。Googleは、AIの時代におけるプライバシーとデータ保護に取り組んでいる、と同社は述べている。

また、これに加えて、既に提供が始まっている150カ国以上で利用可能な個人向けAIプレミアムプランにも、個人のGmail、ドキュメント、スライド、スプレッドシート、MeetでGeminiにアクセスできるようになった。こちらは月額2,900円でGemini Advancedへのアクセスと、2TBのストレージとその他のGoogle Oneの特典が含まれる。2ヶ月間の無料トライアルも利用できる。

新しいビジネス向けとコンシューマー向けのサービスにより、GoogleはMicrosoftやOpenAIと肩を並べることになる。Microsoftは最近、Copilot for Officeを発表している。


Sources



この記事が面白かったら是非シェアをお願いします!


  • arm neoverse
    次の記事

    Arm、AI性能の大幅向上を謳う「Neoverse V3/N3/E3」を発表

    2024年2月22日 11:54
  • 前の記事

    Samsung、AGI実現のため半導体開発拠点をシリコンバレーに設立

    2024年2月22日 10:26
    fe6a134c 5dec 41db 9603 409a9632d717 Samsung01

スポンサーリンク


この記事を書いた人
masapoco

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


おすすめ記事

  • google logo image

    Googleが非営利団体を対象に2000万ドルの資金を提供し生成AI活用を支援

  • Pixel 8 in Rose.max 936x936.format webp

    Google、方針を転換しPixel 8にもGemini NanoによるオンデバイスAI機能を搭載へ

  • newroom quantum hardware.rendition.intel .web .1920.1080

    量子コンピュータが実用化されるのはいつになるだろうか

  • FireShot Capture 061 Search Labs labs.google.com

    GoogleのAI統合検索がマルウェアサイトにユーザーを導いている

  • UXL logo

    NVIDIAのAI市場支配からの脱却を目指しGoogle、Intel、Qualcommらが協力

今読まれている記事