Googleは、Google Workspaceに「Gemini Business」を導入した。また、コンシューマー向けのAIプランも、オフィスアプリケーションを含めて拡大されている。
このアップデートにより、GeminiはGoogle Workspaceアプリケーションと統合される。”Gemini Business”は、Google DocsとGmailの “Help me write”、シートの “Enhanced Smart Fill”、スライドの画像生成などの機能を、年間契約で1ユーザーあたり月額2,260円で提供する。
また、Gemini 1.0 Ultraモデルに基づくGeminiの新しいスタンドアローンチャットエクスペリエンスもあり、プライバシー保護がさらに強化されている。
「Gemini Enterprise」は、「Duet AI for Workspace Enterprise」に代わるもので、AIを活用した15カ国語の会議翻訳とUltraへの無制限アクセスを追加し、1ユーザーあたり月額3,400円で提供する。Duet AI for Workspaceの既存顧客は、自動的にGemini Enterpriseにアップグレードされる。
有料プライベートユーザーは、Googleの生産性アプリケーションでもGeminiにアクセスできる。
ビジネス向けサービスに加え、Google One AI Premium Planの一部として、GoogleはGeminiをGmail、Docs、Slides、Sheets、Meetに統合する。加入者は、Googleのこれまでで最もパワフルなAIモデルである1.0 UltraをベースにしたGemini Advancedを利用できる。
Geminiの機能はGoogle製品に直接統合され、生産性を向上させる。Googleは、AIの時代におけるプライバシーとデータ保護に取り組んでいる、と同社は述べている。
また、これに加えて、既に提供が始まっている150カ国以上で利用可能な個人向けAIプレミアムプランにも、個人のGmail、ドキュメント、スライド、スプレッドシート、MeetでGeminiにアクセスできるようになった。こちらは月額2,900円でGemini Advancedへのアクセスと、2TBのストレージとその他のGoogle Oneの特典が含まれる。2ヶ月間の無料トライアルも利用できる。
新しいビジネス向けとコンシューマー向けのサービスにより、GoogleはMicrosoftやOpenAIと肩を並べることになる。Microsoftは最近、Copilot for Officeを発表している。
Sources
- Google The Keyword: New ways Google Workspace customers can use Gemini
- Google Workspace: エンタープライズ グレードの Gemini が、 Google Workspace のあらゆる規模のチームで利用可能に
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