近日中に行われるAndroid 14の正式リリースに先駆けて、GoogleはAndroidのブランドロゴを刷新した。オペレーティング・システムのロゴは、フォントの変更と共に大文字の “A”で始まるようになっているが、Googleによると、これは “Googleのロゴの隣に置いたときに、その外観に重みを加えるため”の変更だという。
文字の変更だけでなく、ドロイド君(英語圏ではBug Droidと呼ばれている)も3D化して登場し、必要に応じてカラフルに変化する。毛皮のような質感のものもあるようだ。
Androidコンシューマー・ブランド・マネジメント・ディレクターのJason Fournier氏はブログの中で、同社はドロイド君を “Androidそのものと同じくらいダイナミックに見せたい”と書いている。マスコットの全身を一新することで、ドロイド君がデジタルと現実の両方の環境で一貫した外観を保ちやすくなることが期待されている。
Googleによると、新しいAndroidのロゴはGoogle自身のブランディングにマッチするよう、マテリアルデザインシステムの要素も取り入れられているそうだ。
リフレッシュされたドロイド君と更新されたロゴは、今年後半からAndroid端末などに登場する予定だ。
リブランドと同時に、Googleは四半期ごとのAndroid機能ドロップの詳細を明らかにした。主要な機能は、Assistant At a Glanceと呼ばれる新しいウィジェットだ。このウィジェットの目的は、天気予報やイベントのリマインダー、旅行の最新情報など、役立つ情報を提供することだ。このウィジェットは、AIを使ってこれらの詳細を表示する。
また、非常に便利そうなアクセシビリティ機能が間もなくAndroidに登場する。それはLookoutのImage Q&Aと呼ばれるものだ。音声コマンドを使ったり、質問を入力したりすることで、AIが生成した視覚コンテンツの音声説明の詳細を知ることができる。Googleは、目の不自由な人々を念頭に置いてこの機能を設計した。
バーコードやQRコード付きのパス(図書館やスポーツジムのカードなど)をGoogleウォレットに追加できるようになり、持ち歩く手間が省けるようになる。Fitbit/Google Fitの活動量や睡眠データをパーソナルルーチンに追加するオプションも用意され、ウェルネス目標の追跡に役立つ。一方、Googleは、ユーザーがライブロケーションを共有したり、周囲の状況を記録したり、911に電話したりするのをより簡単にすることを目標に、Personal Safetyアプリのデザインを一新した。
最後に、Android Autoのアップデートだ。WebexとZoomのサポートも間もなくだ。音声で電話会議に参加したり、車のディスプレイで会議のスケジュールを確認したりできるようになる。自動車メーカーがインフォテインメント・システムにミーティング・アプリを導入するのはこれまでにも見てきたが、Android Autoのサポートは、電話会議から逃れられないことを意味するかもしれない。
Googleが順次提供するこれらの機能は、本日からPixel 5、Pixel 5a、Pixel 4aに搭載される。Pixel 6とPixel 7シリーズ、そしてPixel Foldには今後数週間で搭載される予定だ。来月Googleが発表するPixelの最新機種にも、これらの機能が搭載される予定だ。
Sources
- Google The Keyword: A new modern look for the Android brand
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