Googleが、Nexus 9以来、実に9年ぶりにタブレット分野に帰ってきた。1年前に予告された「Pixel Tablet」の発売が6月20日になる事が明らかになった。
Pixel Tabletは、黒または白のベゼルがやや大きいが、16:10の10.95インチ液晶(2560×1600、輝度500nits、276PPI)を備えている。8MP前面カメラ(1.12μm、α2.0、84°)は、ビデオ通話用途には十分な性能だろう。画面はGorilla Glass 3が採用され、防汚コーティングも施されている。USI 2.0スタイラスペンをサポートしている。電源ボタン(指紋センサーも搭載)とボリュームロッカーは上端にある。内部には、Tensor G2チップに加えて、Pixel Tabletは8GBのRAMと128GBのストレージを搭載している。バッテリーについては、Googleは12時間の動画再生が可能としている。
特徴的なのは、スピーカー付きの充電スタンドを用いることで、スマートディスプレイとなり、まるでNest Hub Maxのように使えるところだ。
Pixel Tabletをスピーカードックに装着すると、ソフトウェアはハブモードで動作し、すべてのスマートホームデバイスのコントロールに簡単にアクセスできるようになる。Nest Hubのように、デジタルフォトフレームとしても機能し、内蔵スピーカーから音声付きで曲や動画を再生することができる。スピーカーの性能も高く、Googleによると “部屋いっぱいに広がる音楽”を届けてくれるとのことだ。タブレット本体にも4つのスピーカーが内蔵されている。
Googleは、スピーカードック(家の周りに置きたい人のために、別売りもしています)に加えて、タブレットを様々な角度で置くことができる金属製のリングスタンドが内蔵されたベーシックなケースも販売している。このケースはかなり工夫がされたもので、ケースを取り外すことなく、タブレットをドッキングさせることも出来る。また、パートナーであるSpeck社は、他のケースもいくつか作っている。
GoogleはPixel Tablet用に最適化された「50以上のGoogleアプリ」があり、それらを分割画面で実行してマルチタスクが可能だと述べている。また、Googleは、開発者パートナーと協力してアプリを最適化しているとしており、大画面を活用した事例として、Spotify、Minecraft、Disney+を挙げている。
Pixel Tabletは本日から予約受付が開始されている。価格は、79,800円からだ。カラーバリエーションは2色となり、:グレー系の「Hazel」、ホワイト系の「Porcelain」となる。出荷は6月20日から順次発送だ。
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