Googleは、Nestシリーズの第2世代ドアベルを発売した。これまでのバッテリータイプと異なり、この製品は有線接続タイプとなり、不安定なWiFi接続に悩まされたり、バッテリー残量を気にする必要が無くなる。
Googleは、このモデルの微調整に多くの時間を費やしたと、プレスリリースで述べている。生成される画像がクリアで識別可能であることを確認するために様々な条件でテストし、より詳細に映像を確認出来るようにHDRをサポートするようにしたという。また、ドアホンの映像にありがちな、魚眼レンズのように画面全体が大きく歪んだ映像を補正し、自然な映像表現を実現している。ちなみに、スマートフォンのレンズやカメラの評価サイトで知られるDXOMarkが、これまでテストしたドアベルカメラの中で最も画質が良いと評価したとのことだ。その性能は圧倒的で、夜間でも誰が来たのかすぐにわかるほど精細な映像が得られるという。
他のNestカメラデバイスと同様、この製品も、人やペット、通りすがりの車など、AIにより映像に映り込んだものがなんなのかを認識することができ、正確なアラートを送ることができるという。また、「トーク&リスニング」機能により、玄関にいる人とチャットしたり、来訪者に対応するメッセージをあらかじめ録音しておくことも可能だ。
このモデルは、検知した重要な音や動きなどのイベントを1時間分、内部メモリーに記録することができる。さらに、Nestは、それぞれ最大5分間の映像で3時間分のイベントビデオ履歴を無料で保存することができる。有料サブスクリプションサービスのNest Aware/Nest Aware Plusを契約すると、それぞれ、30日間/60日間のビデオ録画履歴を残すことが出来るという。Aware Plusの方は、さらに10日間24時間の録画にアクセス出来るという。
最後に、新しい有線Nestドアベルは、Google Homeアプリと、これまでよりもさらにシームレスに動作するように作られており、ユーザーは、誰かがドアベルを鳴らすとポーチの照明が設定を変更するようにプログラムするなど、ルーチンを作成することができる。
将来的には、Googleは、ユーザーがウェブ上で自分のNestのドアベルとカメラの管理を行えるようにするとのことだ。
このモデルは、米国ではSnow、Linen、Ash、Ivyの4色が180ドルで販売中だ。
本日、Googleはこれに加えて、新たなNest Wifi Proや、Homeアプリの刷新も発表している。
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