Googleが有線接続となった「Nest Doorbell」第2世代を発表 – 史上最高画質のドアベルカメラ搭載

masapoco
投稿日 2022年10月5日 7:29
Nest Doorbell Wired 1

Googleは、Nestシリーズの第2世代ドアベルを発売した。これまでのバッテリータイプと異なり、この製品は有線接続タイプとなり、不安定なWiFi接続に悩まされたり、バッテリー残量を気にする必要が無くなる。

Googleは、このモデルの微調整に多くの時間を費やしたと、プレスリリースで述べている。生成される画像がクリアで識別可能であることを確認するために様々な条件でテストし、より詳細に映像を確認出来るようにHDRをサポートするようにしたという。また、ドアホンの映像にありがちな、魚眼レンズのように画面全体が大きく歪んだ映像を補正し、自然な映像表現を実現している。ちなみに、スマートフォンのレンズやカメラの評価サイトで知られるDXOMarkが、これまでテストしたドアベルカメラの中で最も画質が良いと評価したとのことだ。その性能は圧倒的で、夜間でも誰が来たのかすぐにわかるほど精細な映像が得られるという。

他のNestカメラデバイスと同様、この製品も、人やペット、通りすがりの車など、AIにより映像に映り込んだものがなんなのかを認識することができ、正確なアラートを送ることができるという。また、「トーク&リスニング」機能により、玄関にいる人とチャットしたり、来訪者に対応するメッセージをあらかじめ録音しておくことも可能だ。

このモデルは、検知した重要な音や動きなどのイベントを1時間分、内部メモリーに記録することができる。さらに、Nestは、それぞれ最大5分間の映像で3時間分のイベントビデオ履歴を無料で保存することができる。有料サブスクリプションサービスのNest Aware/Nest Aware Plusを契約すると、それぞれ、30日間/60日間のビデオ録画履歴を残すことが出来るという。Aware Plusの方は、さらに10日間24時間の録画にアクセス出来るという。

最後に、新しい有線Nestドアベルは、Google Homeアプリと、これまでよりもさらにシームレスに動作するように作られており、ユーザーは、誰かがドアベルを鳴らすとポーチの照明が設定を変更するようにプログラムするなど、ルーチンを作成することができる。

将来的には、Googleは、ユーザーがウェブ上で自分のNestのドアベルとカメラの管理を行えるようにするとのことだ。

このモデルは、米国ではSnow、Linen、Ash、Ivyの4色が180ドルで販売中だ。

本日、Googleはこれに加えて、新たなNest Wifi Proや、Homeアプリの刷新も発表している。



この記事が面白かったら是非シェアをお願いします!


  • Google Matter
    次の記事

    GoogleがHomeアプリをリニューアルし、Matterへの対応を進める

    2022年10月5日 7:32
  • 前の記事

    Google Nestスピーカー、スマートディスプレイ、ルーターがアップデートされ、Matterデバイスを制御できるようになる

    2022年10月5日 7:07
    Hero6up MTr6eLx.max 1000x1000 1

スポンサーリンク


この記事を書いた人
masapoco

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

おすすめ記事

  • google logo image

    Googleが非営利団体を対象に2000万ドルの資金を提供し生成AI活用を支援

  • Pixel 8 in Rose.max 936x936.format webp

    Google、方針を転換しPixel 8にもGemini NanoによるオンデバイスAI機能を搭載へ

  • newroom quantum hardware.rendition.intel .web .1920.1080

    量子コンピュータが実用化されるのはいつになるだろうか

  • FireShot Capture 061 Search Labs labs.google.com

    GoogleのAI統合検索がマルウェアサイトにユーザーを導いている

  • UXL logo

    NVIDIAのAI市場支配からの脱却を目指しGoogle、Intel、Qualcommらが協力

今読まれている記事