Twitter社の筆頭株主になっていたイーロン・マスク氏だが、同社の取締役就任打診に対し、これを辞退していたことが、Twitter社の発表から明らかになった。
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Twitter社CEO Parag Agrawal氏によるツイート
Twitter社CEO Parag Agrawal氏はMusk氏に取締役の席を用意していた
先週報道された、Musk氏のTwitter株式取得のニュースを受けて、同社CEOのAgrawal氏は即座に反応し、取締役の席を用意していると打診していた。
これに対し、Musk氏は特に肯定するでもなく、「今後数ヶ月でTwitterを大幅に改善するためにAgrawal氏、Twitter社と協力する」とツイートしただけだった。
そして、今回辞退することが判明した。
Twitter社の取締役は株式の取得制限がある
実際の所、Twitter社の取締役会に参加することは、様々な制約を伴うため、Musk氏としては受け入れられない部分があるのではないかと思われる。特に、株式の取得制限についてだ。Twitter社の取締役に就いた場合、発行済み株式の14.9%以上を取得することが出来なくなる。
この一連の決定の背後にある正確な理由は不明だが、役員契約の一部として課されていた14.9%の所有権制限を超えて、Musk氏がTwitter社の株式を更に買い増す道が開かれたことは確かだ。最終的には、Twitterの検閲政策に対するMusk氏の声高な批判を考慮すると、同氏がTwitter社を完全に買収する可能性もあるのではないだろうか。
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