Electronic Artsは、全世界のスタッフの5%、約670名を解雇すると発表した。さらに、多くのゲームを「終了」させ、特定のライセンスIPから撤退する予定とのことだ。
EAのCEO Andrew Wilson氏は、「プレイヤーのニーズや動機が大きく変化する中、業界の変革が加速している」ことに対応するためであると従業員への書簡で語っている。また、EAは業務の合理化を進めており、今回の人員削減は “当社のビジネスを最適にサポートするために、世界的な不動産のフットプリントを最適化する”ための継続的な努力の一環であると付け加えた。
EAが将来のライセンスIPの開発から離れようとしていることは興味深い。EAが現在開発中のゲームには、ジェダイ3作目、アイアンマン、ブラックパンサーなどがあるが、いずれも影響はないと思われる。
Wilson氏はプレスリリースで、「このように集中することで、創造性を高め、イノベーションを加速させ、最大のチャンスを倍増させることができる。「私たちの所有するIP、スポーツ、大規模なオンラインコミュニティなど、今日そして明日、プレイヤーが求めるエンターテイメントを提供することができます」と、述べている。
EAの人員削減によって影響を受けるのは、ほとんどがサポートチームだ。同社は、中止されたプロジェクトの開発者を他のチームに移したいとしている。
EAは昨年3月、”リストラ”の一環として従業員の6%にあたる775人を解雇した。また、EAが所有するCodemastersでも12月にさらなるレイオフを実施している。
2024年が始まってまだ2カ月だが、今年これまでにゲームスタジオで行われたレイオフは約8000件にのぼる。この数字は、2023年を通して記録された業界全体のおよそ1万人の雇用喪失の80%に相当する。
今週も、Sonyがゲーム部門で900人を解雇し、ロンドン・スタジオを閉鎖したばかりだ。
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