先日、PS5対応のカスタマイズ可能なプロ用コントローラー「DualSense Edge(デュアルセンス・エッジ)」が発表された。
このコントローラーは、Xbox向けのXbox Elite ワイヤレス コントローラー シリーズ 2と直接競合する製品となり、PlayStation純正品として初めての「プロ」向け製品となる。
価格や発売日などの詳細はまだ明らかになっていないが、機能については既に公式に多くの情報が共有されているため、今回競合との比較をおこない、このDualSense Edgeを掘り下げてみた。
DualSense EdgeとXbox Elite ワイヤレス コントローラー シリーズ 2などの比較
DualSense Edge | Xbox Elite ワイヤレス コントローラー シリーズ 2 | DualSense | Xbox ワイヤレスコントローラー | |
---|---|---|---|---|
価格 | 未定 | 19,778円 | 7,678円 | 6,578円 |
発売日 | 未定 | 2019年11月4日 | 2020年11月12日 | 2020年11月10日 |
カスタムプロファイル | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
バッテリー | 内蔵バッテリー | 内蔵バッテリー | 内蔵バッテリー | 乾電池 |
接続 | ワイヤレス・有線(USB-C) | ワイヤレス・有線(USB-C) | ワイヤレス・有線(USB-C) | ワイヤレス・有線(USB-C) |
トリガー | 調整可能なアダプティブトリガー | 3段階トリガーロック | アダプティブトリガー | トリガー内蔵 |
背面ボタン | 2つ | 4つ | なし | なし |
内蔵パーツの交換 | 対応 | 対応 | 非対応 | 非対応 |
カスタムボタン配置 | 対応 | 対応 | 非対応 | 非対応 |
重量 | 不明 | 345グラム | 280グラム | 287グラム |
DualSense Edgeには、Xbox エリートシリーズと同様に、背面に調整可能なトリガーが搭載されている。これは、コントローラーのトリガーの移動距離を調整できることを意味し、対戦型シューティングゲームをプレイするときやレースゲームでデッドゾーンを最小化したいときに便利だ。デュアルセンスエッジには、3つのトリガー停止位置があり、コントローラーの左右のトリガーの横にある小さなトグルで調整することができる。
さらに、DualSenseの特徴である触覚フィードバック、アダプティブ・トリガー、モーション・コントロール、および内蔵マイクは、すべてEdgeにも搭載されている。
Edgeでは、DualSenseの内蔵バッテリーとUSB-Cへの対応も継承している。また、DualSense Edge、Xbox エリートシリーズ2ともに、収納時にUSB-Cケーブルでコントローラーを充電できるケースが付属している。DualSense Edgeは、DualSenseよりもバッテリー持続時間が延びていることを期待したいが、ケースに収納した際にコントローラーの固定と給電が簡単に行えるようにしたことは、良いことだろう。
それに比べて、Xbox Elite Series 2コントローラは、内蔵の充電式バッテリーを提供していますが、標準的なXboxワイヤレスコントローラは、依然として2本の単三電池に依存しています。
大きな違いは、Xboxエリートシリーズ2には、DualSense EdgeのようなUSB-Cケーブルが同梱されておらず、コントローラのパッケージにはワイヤレス充電ドックが同梱されていることだ。ドックの背面にUSB-Cケーブルを差し込み、コントローラーをドックに置くだけで、ケースに入れたまま充電が可能だ。
DualSense EdgeとXbox エリートシリーズ2には、幅広いカスタマイズ・オプションが用意されているがDualSense Edgeの優位な点は、Xboxコントローラにはない、スティックモジュールの交換が可能な点だ。
スティックモジュールは別売りになるが、モジュールの交換が可能であることは、DualSense Edgeの寿命を延ばすことにつながるだろう。
どちらのコントローラも、取り外し可能なスティックキャップが付属している。Xboxエリートシリーズ 2には、標準型2本、クラシック型2本、トール型1本、ワイドドーム型1本の合計6本の調節可能なサムスティックが付属している。DualSense Edgeは、標準、ハイ・ドーム、ロー・ドームの3種類のスティック・キャップが用意されている。
その他、ボタンの再マッピングなども共通している。
DualSense Edgeについては、まだ多くのことが不明だが、世間の反響を見ても、ハイエンド市場においてかなり強力な競合品になることが予想される。特に、これまでSonyのゲーム機用のハイエンドなオプションを求めるなら、サードパーティのコントローラーメーカーに頼らなければならなかったPS5プレーヤーにとっては、なおさらだ。早くも発売が楽しみな商品だ。
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